スペック至上主義者に捧げる
最新自動車ゆるふわレビュー番外編はあのホンダ NSX!
いつもはつばさと共にゆるふわな自動車レビューをお届けしている本連載だが、急遽ホンダの新型NSXに乗れる機会があったので、スピーディー末岡だけ参加した。
詳細なレビューは自動車ジャーナリストの山本晋也氏が寄稿してくれるのでそちらにお任せするとして、今回は写真でNSXのカッコ良さをレポートする。
今回乗ったのはオプションカラーのバレンシアレッド・パール。別料金で67万円!
まだ日本には入ってきていないのに、すでに納車まで2年以上かかるという大人気のNSX。初代の登場は1989年だから、それから約27年、世界中のスーパーカーを震撼させたNSXはどう進化を遂げたのか!?
前モデルはNAエンジンだったが、今回は3モーター+V6、3.5リッター、ツインターボエンジンのハイブリッドカーとして生まれ変わった
最高出力はエンジンが507PS/6500-7500rpm、最大トルクが56.1kgf・m/2000-6000rpm
モーターは前部に2基、後部に1基搭載される。モーターの最高出力は前が37PS/4000rpm(1基あたり)、後ろが48PS/3000rpm。最大トルクは前が7.4kgf・m/0-2000、後ろが15.1kgf・m/500-2000rpm
サイズは全長4490×全幅1940×全高1215mm、ホイールベースは2630mm、最低地上高は110mm。車重は1780kg。モーターやバッテリーなどが載っているがボディーの軽量化により、この車重を実現している
タイヤのサイズは前が245/35ZR19、後ろが305/30ZR20。エンジンが後ろにあるミッドシップレイアウトなので、後輪への負担も大きい。なので、後輪のサイズが大きくなっている
サイドミラーは大きい。狭い道だとフロントが通過できてもミラーをぶつける危険性がありそう
ルーフはカーボン。リアハッチからはエンジンが見える。スーパーカーらしいレイアウトだ
ドアの取っ手はGT-Rと同じ、ボディーと一体化したデザイン
ボディーの様々な場所に空気を取り入れるダクトがある。モーターも冷やさないといけないので、クーリングが重要だ
最低地上高は110mmと最近のスポーツカーとしては一般的な高さ。ゆえにフロントを擦りやすい。また、リアのトランクは荷物があまり載らないのが玉にキズ
エンジンは職人によるハンドメイドで、シリアル番号が付いている
フロントボンネットを開けると巨大なインタークーラーが! 奥にはモーターも見える
これが新型NSXのコックピット! 2シーターの9速デュアルクラッチトランスミッションで、AT限定でも運転可能!
ドアの内側はアルカンターラや革などでゴージャスなデザインに
ペダルが2つしかないなんて! 人間がクラッチ踏むより素早く変速できるのです
エンジンのスタートとストップはこのボタンをポチっと押す
センターコンソールは最近のホンダ車と同じレイアウトが採用されている。シフトレバーがない!
このジョグダイヤルを回すと、「Quiet」「Sport」「Sport+」「Track」の4モードを変更できる。ただし、Trackモードにするには特殊な操作が必要
このスイッチでオート/マニュアルを切り替える。マニュアルにするとパドルシフトで変速できる
ディスプレーはピカピカのグレアで、手触りが良かった
ステアリングのスイッチ類はシンプル。上下のスイッチでカチカチやるのではなく、ダイヤルをクリクリ動かして選択する。個人的にはこの操作方法のほうが好き
試乗会のあとにごちそうになった特製チーズケーキ。赤と青のソースは、NSXのオプションカラー「バレンシアレッド・パール」「ヌーベルブルー・パール」を表現している