11月16日、日本国内最大級のVRカンファレンス「Japan VR Summit 2」がロイヤルパークホテル 水天宮にて開催された。本イベントではこれから普及していくVR技術について、自らの手で切り拓こうと考えるリーダーが登壇する討論会や、VRに関して積極的な活動を行なっているメーカーの展示が行なわれた。
会場で突如行われた下剋上バトルがアツかった!
早くからOculus Riftの展示を秋葉原の「G-Tune : Garage」にて行なっているマウスコンピューターは、Pascal世代のGeForce GTX1060(6GB)を備え、VRにも対応した同社のゲーミングブランドG-Tuneの15.6インチ液晶搭載ノートPC「NEXTGEAR-NOTE i5530BA1」などを展示。NEXTGEAR-NOTE i5530BA1は第6世代のCore i7-6700HQ、DDR4の8GBメモリーを搭載。ストレージは240GB SSDとやや少なめだが、ほとんどのPCゲームが快適に動作するスペックで14万9800円(税別)と、コスパが高く魅力的な製品だ。
会場ではコロプラさんのVR格闘ゲーム「STEEL COMBAT」の体験をOculus Rift CV1で体験。STEEL COMBATは360度のバトルフィールドで対戦する格闘ゲームで、近距離モード、遠距離モードの2つを切り替えて個性豊かなキャラクターを使って戦う。操作方法はボタンを押すだけとシンプルで、簡単なコマンドの組み合わせで、連携攻撃が繰り出せるなど、格闘ゲームが苦手な人でも楽しめる印象。しかし、その分間合いの測り方や、タイミングが重要で、やり込み要素も高そうだった。
©2016 COLOPL,Inc.
線の多い美麗グラフィックのロボットは、NEXTGEAR-NOTE i5530BA1でカクつくことなく快適にプレイができた。アクション性の高いSTEEL COMBATすらも快適に動作するので、動きの激しくないVRゲームなども、もちろん快適にプレイできそうだ。
さて、そんななか、対戦プレイしているところの写真を抑えたいと筆者の無茶ぶりに、快くマウスコンピューターのコンシューマーマーケティング部の杉澤氏と、安田氏が応えてくれた。杉澤氏は安田氏の上司にあたるので、安田氏の接待プレイによる和やかな対戦が行なわれるのかと思っていたが、対戦が始まると途端に口数が減るふたり。どうも、お互い負けるのは嫌なようだ。
STEEL COMBATは円を描くバトルフィールドを、360度移動して対戦することができる。そのため、最初に正面としていたポジションから、どんどん移動していくと、視界が左右から後ろへと移動する。そうなると、自然と顔をキャラクターの方向に向けることになる。白熱して移動を続けることで、どんどんPCを正面に右を向き始めるふたり。こうした傍から見ていると面白いのもVRならではだ。
勝負は杉澤氏の重い一撃で、何度か吹き飛ばされることはあったが、終始ヒット&アウェイを繰り返した安田氏の勝利となった。このように、思わず本気になるVR対戦ゲームは、プレイする人も見ている人も思わずハマってしまう魔力があるので、機会があればぜひ体験してもらいたい。
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