ナディアは、360度映像を使用したVRコンテンツの企画・制作・提供までをトータルで提案する「360 MIRAI ライブ配信システム」の提供を開始した。
特定のカメラハードウェア、視聴ハードウェア、ビューアーソフトウェアに依存しない統合ライブ配信システムは日本で初となるとのこと。
これまで実写360度映像コンテンツをライブ配信するには、配信企画者が360度撮影可能なカメラを用意し、複数カメラで撮影された映像を合成して、映像コンテンツを作る必要があった。また、配信サーバーの用意や、視聴者の視聴方法にあわせたアプリケーションや環境の準備・サポートまで、すべてを別々の製品やサービスを組み合わせなくてはいけなかった。
360 MIRAI ライブ配信システムは、このすべての局面をナディアが支援することで、迅速かつ適切な内容でライブ配信を実現するとのこと。
360 MIRAI ライブ配信システムとは、実写VR映像の撮影から提供までを総合的に行なうサービスだ。撮影・リアルタイム合成・配信サーバーへの送信・さまざまなデバイスへの360度映像の配信を、すべてナディアの製品で実現できる。
撮影に使用するカメラ機材、360度映像を視聴者が体験するハードウェアやソフトウェアは特定のものに依存しないとのこと。特に、視聴者が体験するツールについては専用のビューアーアプリを提供可能だ。
また、ライブストリーミング以外にも、リアルタイム合成の技術を活かして、すでに撮影済みの複数カメラの映像素材から360度映像コンテンツへの短期間での制作が可能となった。
今後、さまざまなシーンで360 MIRAI ライブ配信システムの導入が予定されているとのことだ。
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