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乾電池だけで3年使用できる広範囲通信技術 「LoRaWAN」使用

スピーディーにIoTを実現する「LoRa PoC スターターキット」 実証実験企業の募集開始

2016年11月02日 13時02分更新

 スカイディスクは11月2日、「LoRaWAN」を使用し、IoTで必要なセンサーデバイス・通信デバイス・AI(分析クラウド)・アプリケーションをセットで提供する「LoRa PoC スターターキット」の実証実験企業の募集、販売を開始した。価格は30万円から。

IoTの実現を簡単に、スピーディーに提供するという

 LoRa PoC スターターキットは、センサーを使ったIoTソリューションをすぐに構築できるという。センサーデバイスは温度、加速度、GPSなどの14種類から3つを選んで付けられる、着脱可能なloTセンサーデバイス「SkyLogger」を使用。着脱式のため多分野への応用が容易で、コスト削減にも繋がるとしている。

 通信デバイスは、鉄筋のビル1棟や広大な農園をアンテナ1つでカバーし、乾電池だけで3年使用できるLoRaWANの技術を使った「Skydisc LoRa ゲートウェイ」を採用。AC電源不要で低価格な通信が可能になるという。AIは汎用型人工知能である「Skydisc A.I」で、データ蓄積データベースとAI基盤を提供、データ分析まで実行する。

 農業では温湿度、照度、CO2などのセンサーを使いハウス内の環境を可視化することで、訪問頻度の最適化を実施。物流分野では温湿度、衝撃、GPSなどの情報を収集し、トラック内の環境をリアルタイムで可視化するなどの活用ができるとしている。

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