10月29日、クラウドファンディングにより支援を受け、「戦艦大和VR復元計画」の開発を行なってきた神田技研が、「VR戦艦大和 竣工記念式典」を横須賀市記念艦三笠にて行なった。本イベントは10月29日~11月13日までの期間限定で開催中。開催時間は9時から16時30分までで、入館は閉館の30分前となっている。
イベントではVR戦艦大和を実際に体験できる。体験デモは事前予約できるほか、当日券でも入場可能だ。体験料金は300円。VRなので13歳以下は体験できない点は注意。会場ではHTC Viveのほか、Oculus Riftでの体験が可能。体験用のPCはマウスコンピューターが全面協力し、GeForce GTX1070を搭載したNEXTGEAR、GeForce GTX980を搭載したLITTLEGEARが稼働していた。
体験デモはプレイヤーはVIPとして戦艦大和に招かれ、艦内案内されるという形で進行する。イベントでは小型艇で大和に乗り込み、その後46センチ3連装主砲の試射を見ることができる。製品版ではさらに艦内の至る施設を見学するとのこと。また、コントローラーを使って、自由に戦艦大和を見て回れることが可能になる。ルームスケールにより、実際に戦艦大和内を歩くこともできるようになるとのこと。
本アプリは12月16日に、まずOculus Storeにて配信される予定。その後、HTC Vive用がSteamにて今冬公開予定とのこと。神田技研の代表である西野氏によると、今後もマイナーバージョンアップは行なうと共に、他の戦艦の作成にも着手するかもしれないとのこと。VRで歴史的な構造物を作ることは、歴史保存の観点からしても意義があり、その手のファンの心もつかむ素晴らしい試みだ。今後の活動にも期待したい。
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