「デジタル ステーショナリー コンソーシアム」が、10月26日から業務を開始した。同日より、参加企業・メンバーの募集も正式に開始した。
デジタルステーショナリー コンソーシアム インクは、ワコムが提唱し、デジタル文具の普及や市場の発展を推進する非営利団体で、米国・デラウェア州に設立された。
デジタル・ステーショナリーコンソーシアムの目的は、ワコムの推進するWILL(Wacom Ink Layer Language)を活用して、デジタルインクをユニバーサルでオープンかつ実用的なフォーマットとして確立することだという。WILLは、デジタルインクデータの相互互換性を確保する技術で、ハードウェア、OS、ソフトなどの垣根を超えて、生活やビジネスのさまざまな面で、クラウド上で自由にインクを利用したコミュニケーションやコラボレーションを可能にするとしている。
同コンソーシアムの代表でもある、ワコム代表取締役社長兼CEOの山田正彦氏は「デジタル文具の本格的な普及・発展のためには、身近でオープン、かつ実用的なデジタルインクのフォーマットが必要です。ワコムはそのために、WILLを"公共財"として、提供してきました。WILLが広範に利用されるためには、個別の会社の利益を超えたパートナー企業の間でさらに緊密な協力と連携が不可欠と考え、ワコムの事業とは一線を画したコンソーシアムとして設立することにいたしました」と述べた。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります