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参加企業・メンバーの募集も正式に開始

デジタル文具の普及・発展させる団体「デジタル ステーショナリー コンソーシアム」が業務開始

2016年10月27日 18時06分更新

 「デジタル ステーショナリー コンソーシアム」が、10月26日から業務を開始した。同日より、参加企業・メンバーの募集も正式に開始した。

 デジタルステーショナリー コンソーシアム インクは、ワコムが提唱し、デジタル文具の普及や市場の発展を推進する非営利団体で、米国・デラウェア州に設立された。

 デジタル・ステーショナリーコンソーシアムの目的は、ワコムの推進するWILL(Wacom Ink Layer Language)を活用して、デジタルインクをユニバーサルでオープンかつ実用的なフォーマットとして確立することだという。WILLは、デジタルインクデータの相互互換性を確保する技術で、ハードウェア、OS、ソフトなどの垣根を超えて、生活やビジネスのさまざまな面で、クラウド上で自由にインクを利用したコミュニケーションやコラボレーションを可能にするとしている。

 同コンソーシアムの代表でもある、ワコム代表取締役社長兼CEOの山田正彦氏は「デジタル文具の本格的な普及・発展のためには、身近でオープン、かつ実用的なデジタルインクのフォーマットが必要です。ワコムはそのために、WILLを"公共財"として、提供してきました。WILLが広範に利用されるためには、個別の会社の利益を超えたパートナー企業の間でさらに緊密な協力と連携が不可欠と考え、ワコムの事業とは一線を画したコンソーシアムとして設立することにいたしました」と述べた。

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