アナログレコードブーム再燃。次に来るのはカセットテープか?
30日にクラウドファンディングMakuakeに登場した「MY WAY route-01」は、いまラジカセをつくるとしたらどんな形になるか徹底的に考えたプロダクト。予価1万2800円、早割出資額1万1800円。2017年1月出荷予定。
機能はカセット再生・録音、AM/FMラジオ受信(ワイドFM対応)のみ。原点回帰の意思をこめてBluetoothやAirPlayなど無線機能は搭載せず。「ガチャッ」と鳴るボタンなどもふくめて「愛でられる」アナログ感にこだわった。
スピーカーはモノラル。電源はACアダプターまたは単3乾電池4本。幅188×奥行き36×高さ98mm、重量約600g。イヤホン端子あり。オレンジ/グレー2色。
総合プロデュースは家電コレクター松崎順一氏。ディーター・ラムスのプロダクト、1970~1980年代の国産家電などを参考に、インテリアやファッションアイテムのひとつになるラジカセを考えた。コンセプトはミニマル&ポータブル、「足し算より引き算」を心がけた。色味や素材感にこだわり、手にとったときひんやりとした存在感を感じられるようケースの厚みなども工夫しているという。
プロダクト開発と同時にカセットテープ専門レーベルも立ち上げ。MakuakeプロジェクトではMY WAYにオリジナルコンピレーションカセット「HOME TAPING IS REBORN MUSIC / V.A.」を付属する支援コースも用意した。
松崎氏はラジカセを「人間が持つ(アナログ方面の)クリエイティビティを一種極めた『頂点』だったのではないか」と評価。1990年代を境に下火になってしまったラジカセの灯を燃えあがらせたいと強く願っている。「カセットが未来にも受け継がれていくような形をとっていきたい」(松崎順一氏)
盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ、記者自由型。戦う人が好き。一緒にいいことしましょう。Facebookでおたより募集中。
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