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くり返しの曲げ・ねじりに耐える

パナソニック、ウェアラブル端末向けの「フレキシブルリチウムイオン電池」を開発

2016年09月29日 16時00分更新

 パナソニックとオートモーティブ&インダストリアルシステムズは9月29日、厚さおよそ0.55mmのフレキシブルリチウムイオン電池を発表した。

 同開発品は、カード向け規格以上の曲げ・ねじり耐性を有したチウムイオン電池だ。新規に開発したラミネート外装体、内部構造などを採用。カード向け規格以上の曲げ・ねじり試験後も、優れた電池性能を維持できるという。

 曲げ半径R25mm、1000回の曲げ試験や、ねじり角±25度/100mm、1000回のねじり試験を実施後に、充放電サイクル試験を1000回実施しても、初期容量比およそ80%の容量維持率を実現したとしている。

 そのほか、新たに開発したラミネート外装体や内部構造を採用。くり返しの曲げ・ねじり変形した際にも漏液が生じにくく、異常な温度上昇が起こりにくい電池となっている。そのため、ウェアラブル端末など身体に装着する機器でも安心して利用できるという。

 サンプル出荷開始は、10月下旬を予定。今後、カード型デバイスや身体貼付型デバイス、腕時計型ウェアラブル端末などの用途での使用に期待される。

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