グーグルがスポンサードし、XPRIZE財団が実施する賞金総額3000万ドル(約30億円)の月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」に挑戦する日本唯一のチーム「HAKUTO」とauは、9月27日から月面走行用ローバーでの試験を鳥取県の鳥取砂丘で実施、試験の様子を公開した。
鳥取砂丘で9月27日に実施されたのは、砂丘で月面を走行するローバー(プリフライトモデル3)を走行させてのカメラ機能試験および夜間のカメラ機能試験。9月28日にはローバーのフライトモデル(モック)を使用してランダー間との2.4GHz帯(802.11n)での通信試験を行なう予定だったが、当日雨天予想のため中止となった。
「Google Lunar XPRIZE」のミッション成功条件は月面に純民間開発のロボット探査機を着陸させて着陸地点から500メートル以上移動後、高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。HAKUTOの通信および動画圧縮系開発に協力するau(KDDI研究所)は、月面と地球間の通信速度は「100kbpsを想定しているが、実効速度は半分か1/3程度と予想される」とコメント。
月面の砂の性質は鳥取砂丘などの地球上の砂とは異なり、水分がなく鉄分やチタンなどの成分が多い。電波反射などの特性も異なるとのことだが、28日には雨天中止となった通信系のフィールド試験の代わりに鳥取砂丘の地形を生かして月面を走行するローバーとランダ間のアンテナの見通し距離を計測していた。
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