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ディープラーニングを用いた高精度な画像解析技術を活用

新潟市、ドローンを活用して水稲のモニタリングとマツ枯れ対策を実施

2016年09月23日 20時25分更新

水稲プロジェクト

 ベジタリアは9月21日、新潟市、NTTドコモ、自律制御システム研究所、エアロセンスと「ドローン実証プロジェクト」に関する連携協定を締結した。

 ドローン実証プロジェクトでは、国家戦略特区である新潟市において、ドローンを活用した「水稲のモニタリング及び栽培管理(水稲プロジェクト)」、「海岸保安林のマツ枯れ対策及び維持管理(海岸保安林プロジェクト)」を実施する。実施期間は2016年9月21日から2018年3月31日までを予定。

 水稲プロジェクトは、ドローンを活用して水稲の病害虫の発生状況の監視や収穫時期の予測を行なう。ドローンに搭載したカメラで上空から水田の状況を把握し、その空撮画像を解析することで、より精度の高い予測が期待できるという。

 海岸保安林プロジェクトは、海岸保安林のマツ枯れ対策や維持管理を目的に、ドローンを活用した効率的な伐倒駆除を行なう。ドローンに搭載したカメラからの空撮画像の解析結果とGPSによる位置情報を用いて、マツ枯れの被害木をピンポイントで特定するという。また、空撮画像を立体視して被害木の高さを測定し、伐採業者に対して低コストで迅速に依頼できるとしている。

海岸保安林プロジェクト

 ベジタリアとドコモは、2つのプロジェクトにディープラーニングを用いた高精度な画像解析技術を提供する。水稲のモニタリングでは、システムズエンジニアリングの協力で、ドローンでも利用できるハイパースペクトルカメラを使用する。

 撮影した画像データは、ウォーターセルが開発提供している営農管理システム「アグリノート」と連携し、農業従事者も閲覧可能な仕組みを構築するという。

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