以前この連載で、身につけておくとXperiaと連携させて日常のライフスタイルをおもしろくしてくれるウェアラブルデバイス「SmartBand SWR10」と「SmartBand 2 SWR12」を紹介しました。
それぞれ加速度センサーを内蔵するコアユニットが歩数や移動距離といった記録をとってくれて便利なのですが、日ごろずっと腕に装着しておくと、ついつい「今何時だったっけ?」と「SmartBand」を見てしまいがちです。「腕に巻いている=時計」だと勘違いしてしまうのだと思います。
リストバンドの形はそのままでスクリーンを搭載した「SmartBand Talk SWR30」だと、情報がチェックできてさらに便利です。「SmartBand Talk SWR30」にも他のSmartBandシリーズと同じように加速度センサーが入っており、歩数や消費カロリー、移動距離を記録してくれます。
特徴的なのは、バンド式なのにしっかりと約1.4型(296×128ドット)の曲面型電子ペーパーのスクリーンが備わっており、絶えず情報を表示できるところです。液晶ディスプレーのように表示中に電力を消費しないため、目を向けるといつも情報を確認できるというのがSmartBandとの大きな違いです。視野角に左右されることもなく、明るい外光のある場所でもふつうに見えるので、いつでも気軽に情報をチェックできます。
側面には“機能”と“ボリューム”の物理ボタンがあり、スクリーンをタップすることでも操作できます。小さく見える穴がマイクで、大きい穴がスピーカーです。「なぜマイク?」とお思いでしょうが、これは後ほどご説明いたします。
反対側に覆われているフタを外すとmicroUSB端子があり、ここから充電します。SmartBandを充電している際はLEDランプで判断するしかありませんでしたが、「SmartBand Talk SWR30」はスクリーンに稲妻アイコンとともにサークルが充電状況を知らせてくれるので視覚的にもわかりやすくなっています。そして防水防塵(IP68相当)仕様のため、付けたままシャワーを浴びたり水に浸っても平気です。
中央のユニットとリストバンドは脱着式になっているので、好みで別売のカラーバンドに変更することもできます。素材はシリコン製で、汗や雨のような液体がかかっても問題なく色移りの心配もありません。汚れたら丸ごとバンドは水洗いできます。
XperiaとのペアリングはNFCをお互いに近づけるだけで、ワンタッチでBletoothのペアリングは完了します。あとはGoogle Playストアから「SmartBand Talkアプリ」をXperiaにダウンロードして使います。
「SmartBand Talk SWR30」に通知を受信させたいアプリのオンオフ設定や、表示されるテキストの向きを右腕用か左腕用かを決めれば、初期設定は終わりです。これで歩く、走る、自転車や電車に乗る、眠る、スマホで写真を撮る、音楽を聴く、といった1日の活動を記録し続けてくれます。活動ログをスマホアプリ「Lifelog」でチェックできるというのもSmartBandと同じですね。
「Lifelog」アプリを見ると、「歩数計」では1日、1週間、1ヵ月、1年といった単位で切り替えてチェックできます。消費カロリーや睡眠、ウォーキングやランニングといった活動はもちろん、日々スマホでやっていること(SNSやカメラ、音楽、動画、ゲーム、読書、インターネット)など細かくチェックできるのがいいところです。しかし、日常生活ではいつでもXperiaの画面を見られるとは限りません。
「SmartBand Talk SWR30」のスクリーンには「Lifelog」アプリで見える内容と同じ、歩数、ウォーキング、ランニング、睡眠時間のステータスが確認できます。画面をタップして表示される2枚目のスクリーンでは、ウェイクアップタイマーと電池残量がすぐにチェックできます。
Xperiaでわざわざ「Lifelog」アプリを開くという動作をせずとも、手元でわかるというのはとてもラクです。スクリーンがあるということは、もちろんふつうに時計代わりにもなり、時計表示の下には歩いたり走ったりすると歩くアイコンや走るアイコンに変わる、自分のアイコンも表示されます。
しかも一般的な液晶ディスプレーと異なり電子ペーパーなので、画面は消えることなくずっと表示されているまま。スマートウォッチのように一瞬出てくるまでに待つというイライラもありません。当たり前のようですが、何も操作せずに視認できるということが意外とうれしいコトなのです。
実は「SmartBand Talk SWR30」は、ただ単にスクリーン付きのライフログデータをとるガジェットではありません。もっとたくさんのおもしろい使い方ができるのですが、それはまた次回にご紹介いたします。
■Amazon.co.jpで購入
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります