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話しかけて使えるライフログ機器「SmartBand Talk SWR30」:Xperia周辺機器

2016年10月02日 11時00分更新

 前回に引き続き、ライフログを記録する「SmartBand Talk SWR30」の機能を紹介いたします。本製品が採用する電子ペーパースクリーンは、ただ歩数や消費カロリー、移動距離を表示するだけではありません。

 「SmartBand Talk SWR30」はスマートフォンとBluetoothで連携させて「SmartBand Talk」アプリを活用することで、なかなかおもしろい使い方ができます。

 基本的に「SmartBand 2 SWR12」と同じく、「SmartBand Talk SWR30」を腕から外した際にどこに置いたかわからなかったとき、音声アラートに加えて本体を振動させて知らせてくれたり、眠りが浅くなっている時に震えて起こしてくれる「スマートウェイクアップ」機能も健在です。

 アプリの“設定”から好みのアプリの通知を許可していれば、Xperiaで受け取った通知を、そのまま「SmartBand Talk SWR30」で振動とともに表示できます。LINEやMessenger、メールといったふだん見逃したくない通知をすぐに確認でき、これだけでもかなりのお役立ちです。

 通知された画面をタップすると、さらに詳しく内容をチェックできます。メールなら送信者と件名と内容の一部まで、カレンダーなら件名と場所、内容の一部までを表示して簡易的に確認できます。あくでも内容が表示されるのはひとつの画面に見える範囲までなので、詳しく知りたい場合は直接Xperiaで確認しましょう。

 腕に巻くリストバンドとして考えると、ライフログに加えて時計と通知という情報が手元にあるだけでも便利です。

 製品名に“Talk(トーク)”と付いているだけあって、Xperiaにかかってきた電話を(Bluetoothを経由して)受けて通話までできます。「SmartBand Talk SWR30」はスピーカーも搭載しているので、相手の声がそのまま本体から聞こえてきます。しかもかなりしっかりした音量が出るので聞き取りには十分で、ボリュームキーで調整も可能です。

 もちろんマイクもあるので、腕をかざしたまま通話できます。ただし、相手の声がスピーカーから出るので盛大に周囲の人に会話が聞かれてしまいます。公衆の面前でビジネスやプライベートの話をするにはどう考えても向いていませんが、両手を使っての作業中にハンズフリーで通話できるというのがミソです。

 さらに使いこなすと楽しいのが「マイアプリ」という機能です。Xperiaから好みのアプリを設定すると、最大10個のアプリを「SmartBand Talk SWR30」で切り替えつつ使えます。

 使い方はとてもカンタンで、横にある“機能ボタン”をポチポチと押すたびに、アプリが切り替わります。使いたいアプリが出てきたら、スクリーンをちょっと強めにタップするというシンプル操作です。いろいろあるのでいくつかご紹介しましょう。

 かなりおもしろいというか、もはや「SmartBand Talk SWR30」はこのためにあるといっても過言ではないのが、声で操作できる「ボイスコントロール」です。あらかじめ決まったキーワードを話しかけることで、応答や操作をしてくれる機能です。万能とまではいきませんが、両手がふさがっている場合や、ほかに何かをしながら声で動かすサポート的な感じで使うと良さそうです。

 「今日は何日?」と話すと「今日は、XX年XX月X日、X曜日です」と音声とともにスクリーン年月日を表示。天気も調べられます。電話したいときも「誰々さん」と話すと電話帳に登録されている名前の候補をピックアップして電話できます。

 「6時に起こして」とアラームやタイマーを設定したり「バッテリー残量は?」「電話どこ?」など、会話っぽく話してコントロールできるとだんだん愛着が湧いてきます。 ちなみに「おはよう」とか「おやすみ」とか「ありがとう」と話しかけると、ちゃんと返事を返してくれました。

 「メディアコントロール」は、スクリーンタッチするとミュージックアプリを立ち上げて音楽を再生、もういちどタップすると停止。横のボリュームキーで音量の調整もできます。他のアプリ、例えばビデオアプリをすでに起動している場合でも、再生停止や音量調整は「メディアコントロール」から操作できます。

 離れた位置にXperiaをセットして録音したり、写真や動画を撮影したりといった遠隔操作のできる「Audio Recorder」や「Smart Camera」も使いようによっては便利かもしれません。

 「カレンダー」は、スマートフォンにあるカレンダーアプリと連動して手元に表示されます。件名と場所、内容の一部を表示して、タップすると次の予定に切り替わります。「Xperiaで直接見たほうが早いのでは?」と突っ込まないでください。あくまでも忙しいときのチラ見用です。

 個人的に気に入っているのが「スマートバッジ」です。単純にXperiaのアプリから予め入力しておいたテキストデータを表示させるだけの機能なのですが、ドックタグっぽい雰囲気で自分が主張したい文章を表示させ続けておけます。

 このように、ここでは紹介しきれないほどさまざまな機能を追加できます。あまりたくさんアプリを入れても結局使わなくなる、ということもありがち。欲張らずに使いたいものだけに絞って入れたほうが実用的な気もします。

 スマートウォッチであればもっとたくさんのことができたりもしますが、「SmartBand Talk SWR30」は装着した感覚は腕に巻くスマートバンドでありながら、視覚的に情報を得る+声で操作できるという、なんだか便利と思えるガジェットです。

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