レノボ傘下のモトローラ・モビリティ・ジャパンは、同社のフラグシップ機「Moto Z」「Moto Z Play」を、SIMフリースマホとして国内投入すると発表した。また、端末の背面に追加することで機能拡張が可能なモジュール「Moto Mods」も販売する。
モトローラの最上位モデル「Moto Z」が日本上陸
最薄部約5.2mmの超薄型ボディー!
まず「Moto Z」は、海外では6月に発表されたMotoシリーズの最上位モデル。最薄部はなんと約5.2mmととにかく薄く、そして同時にプレミアム感を持つメタル筐体が最大の特徴となる。予想販売価格は税抜8万5800円。
最上位モデルだけあって、もちろんスペックも高い。5.5型ディスプレーは、WQHD解像度(1440×2560ドット)の有機EL(SUPER AMOLED)で、CPUはSnapdragon 820(クアッドコア、1.8GHz+1.3GHz)、4GBメモリー、64GBストレージ、タッチ式指紋センサー、Android 6.0など。
この超薄型にも関わらず、2600mAhとバッテリー容量もしっかり確保されているほか、TurboPowerと名付けられた急速充電機能により、15分の充電で8時間の利用が可能。また、リアの13メガカメラには光学式手ぶれ補正が搭載される。
フラグシップ機の性能やMoto Modsの拡張性を
お手頃価格で利用可能「Moto Z Play」
一方の「Moto Z Play」は、後述するMoto Modsを含めたMoto Zの機能を、もう少し手頃な価格(税抜5万3800円)で提供するモデルで、海外でも9月のIFA 2016で発表されたばかりだ。
厚みは最薄部約6.99mmになったとはいえ、十分に薄型。ディスプレーも5.5型の有機ELとMoto Zと同じ。ただし、画面解像度はフルHD(1080×1920ドット)となっている。CPUはオクタコアのSnapdragon 625(2GHz)、3GBメモリー、32GBストレージ、16メガカメラ(イン5メガ)、タッチ式指紋センサー、Android 6.0など。厚みを増したぶん、バッテリー容量は3510mAhと大容量になったのは大きなメリットと言える。
両モデルの共通点としては、一足先に発売されたミドルハイの「Moto G4 Plus」で話題になった、4G+3GのデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)対応。特にMoto Z Playは、DSDSを使いながらでも、microSDの追加が可能(Moto Zの片方のSIMスロットはmicroSDと排他)なのはうれしい点。また、ネットワーク面では日本とアメリカの主要バンドをサポートし、ドコモMVNOの格安SIMはもちろん、米国出張時にも便利に活用できそうだ。さらにAndroid 7.0へのアップグレードも保証されている。
背面にくっつけて機能拡張できる「Moto Mods」
ハッセルブラッドの光学10倍ズーム付きカメラも
Moto Z Playを含む、Moto Zシリーズの魅力は何と言っても「Moto Mods」に対応している点。このMoto ModsはMoto Zシリーズの背面に取り付けられる周辺機器で(磁石でしっかりとくっつく)、端末の背面下部にある端子経由でデータや電力がやりとりされる仕組み。今回の2モデルのみならず、今後リリースされるMotoシリーズのスマートフォンとも互換性を持つ予定だ。
国内で販売されるMoto Modsも、外付けバッテリーの「Incipio offGRIDTM パワーパック」(税抜8800円)、同ワイヤレスチャージ対応版(税抜1万800円)、JBLブランドのステレオスピーカーの「コンサート Mods」(税抜1万1800円)、プレゼンなどに便利な「プロジェクター Mods」(税抜3万3800円)、背面カバーになる「スタイルキャップ」(ナイロン/オーク/レザー素材があり、それぞれ税抜1980円/2980円/3980円)と、最初から数多く揃っている。
さらに注目したいのが、「ハッセルブラッド TRUEZOOM」。これは同名カメラメーカーとのコラボにより生まれたもので、光学10倍ズームでの撮影をMoto Zシリーズで可能にする。撮影素子はMoto Mods側に搭載された1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーを用いる。価格は税抜2万8800円。
各モデルは今日27日から受注を開始しており、10月中旬から順次出荷される予定。
Moto Z | Moto Z Play |
Moto G4 Plus (参考) |
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ディスプレー | 5.5型有機EL | 5.5型有機EL | 5.5型液晶 |
画面解像度 | 1440×2560ドット | 1080×1920ドット | 1080×1920ドット |
サイズ | 約75.3×155 ×5.2mm |
約76.4×156.4 ×6.99m |
約76.5×152.9 ×7.87mm |
重量 | 約134g | 約165g | 約157g |
CPU | Snapdragon 820 1.8GHz+1.3GHz (クアッドコア) |
Snapdragon 625 2GHz (オクタコア) |
Snapdragon 617 1.5GHz (オクタコア) |
内蔵メモリー | 4GB | 3GB | 3GB |
内蔵ストレージ | 64GB | 32GB | 32GB |
外部メモリー | microSDXC (最大128GB) |
microSDXC (最大128GB) |
microSDXC (最大128GB) |
OS | Android 6.0 | Android 6.0 | Android 6.0 |
LTE対応バンド | 1/2/3/4/5 /7/8/12/17/19 /20/25/28/38/40/41 |
1/2/3/4/5 /7/8/12/17/19 /20/28/38/40/41 |
1/3/5/7/8 /19/20/28/40 |
3G対応バンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/2/5/8/19 |
無線LAN | IEEE802.11ac (2.4/5GHz対応) |
IEEE802.11n (2.4/5GHz対応) |
IEEE802.11n (2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア13メガ /イン5メガ |
リア16メガ /イン5メガ |
リア16メガ /イン5メガ |
バッテリー容量 | 2600mAh | 3510mAh | 3000mAh |
指紋センサー | ○ | ○ | ○ |
SIM形状 | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 | microSIM×2 |
DSDS対応 | ○ | ○ | ○ |
カラバリ | Lunar、Gold | Black、White | ブラック、ホワイト |
予想価格(税抜) | 8万5800円 | 5万3800円 | 3万5800円 |
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