「レモン牛乳」をご存知でしょうか。正式名は「関東・栃木レモン」といい、栃木産の生乳に砂糖やレモン香料などを加えたレモン色の乳飲料です。昭和の戦後まもなく誕生した飲料で、懐かしい栃木の味として長い間親しまれてきました。
今日はポッカサッポロフード&ビバレッジ「がぶ飲み レモンクリームソーダ」を飲みます。500mlペットボトルで、価格は160円でした。関東・栃木レモンをイメージした懐かしい味わいの炭酸飲料です。ただ、栃木産の生乳は使用していないとのこと。
味はもう……「懐かしい」おいしさですね。いや、別に筆者は栃木県民でもなんでもないのですが、懐かしい、と感じる何かがある、オールドな味です。甘くて、レモンの香料(果汁ではない。ここが重要)が香る。子供の頃、こういう味が好きだったなあと誰しもが思うような風味。
惜しむらくは人工甘味料が入っていることでしょうか。ここは普通に糖類だけでよかったのでは、という気がします。気にならない人はよいのでしょうが、どうしても甘味料特有の後味がある。そこだけはもったいないと感じました。
ナベコさん「おいしい。ミルクの優しい風味があって、どこか懐かしい味。メロンクリームソーダと同じシリーズという感じ。レモンでさっぱりしているという意味でこっちのほうが好き。中2くらいの感覚に戻る。体育の授業で汗を流したあとに飲みたい。『ファーストキスの味』とか言ってみたい」
昭和の味という感じのクリームソーダでした。幼少時代を栃木県で暮らしたわけでもないのに、不思議なものです。ノスタルジックな気持ちに浸りたいなら、オススメ。
コジマ
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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