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Cygames 木村唯人氏、CyberZ 大友真吾氏インタビュー

e-Sports大会RAGEを通して「スター選手つくりたい」 CyberZがシャドウバースを競技タイトルとした賞金700万円の大会を開催

2016年10月02日 17時00分更新

 どうも。ゲーム担当の人 ちゅーやんです。
 CygamesがiOSAndroidPC向けに配信中の「Shadowverse(シャドウバース)」に自分でも驚くほどハマっております。

 8月1日には、CyberZ主催のe-Sports大会「RAGE」にシャドウバースが競技タイトルに選ばれたと発表がありました。しかも、本大会の賞金総額は700万円(!)。シャドウバースの大会の過去最高の金額だそうで、「賞金もらって仕事をやめよう」と思いました。大会参加の締め切りは10月3日(月)まで。参加しようと思っている方はぜひお早めに! エントリーページはこちら

 超デカイ大会を開催するということで、Shadowverse プロデューサー 木村唯人氏、RAGEの仕掛け人 CyberZ取締役の大友真吾氏、お二方にインタビューをさせていただきました。
※本インタビューは9月上旬に行なったものです。

Cygames 木村唯人氏(左)、CyberZ 大友真吾氏(右)

e-Sports市場に日本が参入できるチャンスは“まだ”ある

── この間やっとランク「A1」に到達しましたけど、突き返されました……。また「A0」です(笑)。

木村氏:そうなんですか!? まぁAランク以降は「連勝ボーナス」もなくなるんで、上級者の方ですとあそこまではチュートリアルと捉えている人もいますね。

── ですよねー。私のことはさておき、「RAGE」の競技タイトルに選ばれ、しかも賞金総額は700万円だそうですね。本日は木村さんだけでなく、RAGEの大友さんにもお伺いしたいことがいろいろあるんです。早速ですが、なぜCyberZがe-Sports大会を運営することになったんですか。

大友氏:もともとは、CyberZが運営しているゲーム配信に特化した「OPENREC.tv(オープンレック)」のコンテンツを拡充するというのが最初の目的でした。そのときに配信するジャンルとしてゲームの大会がユーザーからとても好評だったんです。ほかの動画メディアを観ても、国内外のゲームの大会はすごく視聴人数が多かったんです。

── 私も格闘ゲームの大会はよく観ています。

大友氏:最初は、ほかの大会の“配信権”を買わせてもらおうとしていたんです。大会のオーガナイザー(主催者)の方とお話させていただいて、ほかのメディアと並列で配信したり、独自で配信権を獲得して配信させていただいていました。この時期からe-Sportsのことを調べるようになり、まだまだ日本で参入できるチャンスはあると思いました。

── これがきっかけで大会を運営しようと。

大友氏:はい、それなら僕らが日本における確固たる“e-Sportsオーガナイザー”になろう、リーグを立ち上げようと思ったんです。

── おお、スゴイ!

大友氏:これから登場するゲームに関しても「大会をやるなら『RAGE』でやりたい」と言ってもらえるような状態になりたいと考えています。さらに、その配信は全部OPENREC.tvで視聴できるようになれる状態がつくれるんじゃないか、というのがRAGEを立ち上げた最初のきっかけでもあります。その後は、大会の企画や進行、海外の市場規模に触れる中で、RAGE単体でマネタイズもしていこうとちょうど先日の「RAGE vol.2」で感じ、動き始めました。

── お話にあがった「RAGE vol.2」はいかがでしたか。

大友氏:今回の競技タイトルはRAGE Vol.1に続き「Vainglory(ベイングローリー)」(スマホ向けのMOBA)、さらに新たなタイトルとして国内でもなじみ深く、日本人プレイヤーが海外でも活躍している「ストリートファイターV」の2タイトルで大会を開催しました。盛り上がりは前回以上だと会場の熱気含めて感じることができたのはすごい良かったです。

── ストリートファイターVも根強い人気がありますからね。

大友氏:ストリートファイターVに関しては、準決勝以降は同時接続数がずーっと1万人を超えている時間帯もあり、RAGE vol.2は視聴数という面に関しても期待を上回る結果がでました。

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