週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

ぬいぐるみをしゃべらせる「ボタン」クラウドファンディング開始

2016年09月14日 14時20分更新

 いくつになっても純真なアスキーの編集者たち。『少年アシベ』ゴマちゃんのほぼ等身大ぬいぐるみが編集部に届いてキャーキャー大はしゃぎしていたのはつい最近のことだ。編集長も包丁を構えてゴマちゃんをさばこうとしていた

 もしゴマちゃんのぬいぐるみがしゃべったら。そんな夢をかなえてくれるのがボタン型デバイス「Pechat」(ペチャット)だ。つけるだけでぬいぐるみがおしゃべりをしたり、歌をうたったりするようになる。14日からMakuakeでクラウドファンディングのプロジェクトが始まったばかりだ。出資額は3990円から。

Pechat。0.5Wモノラルスピーカー搭載で声が出る

縫いつけるか首からさげる

 Pechatは裏側のフックでぬいぐるみに縫いつけるか、ネックレスのようにさげて使う。スマートフォン専用アプリから文字を入力して合成音声にしゃべらせたり、あらかじめセットされた200種類以上のセリフをしゃべらせることができる。子供の声に反応して自動でおしゃべりする「おまかせモード」も搭載し、あいづちを打ったり「こんにちは!」「こんにちは!」とオウム返しもさせられる。

基本的にはアプリからしゃべらせる

コナンとおっちゃんの原理だ

 アプリの機能には、スマートフォンを通じて吹き込んだ声をかわいい声に変換してPechatにしゃべらせる「声でおしゃべり」、10~20曲ほどの歌をうたう「うたリスト」、10~20話のお話を聞かせる「おはなしリスト」など。Pechatを通じて2~4歳の子供にトイレやハミガキなどを促すこともできるそうだ。

 本体サイズは直径45×奥行き21mm、重量は約30g。スマートフォンとはWi-Fi(2.4GHz帯)で通信する。通信距離は最大半径10m。スピーカーはモノラル0.5W。バッテリーはマイクロUSB給電のリチウムイオン充電池で、連続使用時間は約1.2時間。対応OSはiOS 9.0以上、Android OS 5.0以上。

 日本製で、ソニーから独立した株式会社VAIOが量産を担当する。アップデートで自動応答のバリエーションを増やせるとより楽しくなりそうだ。夢があって楽しい企画だと感じる一方、アスキーの男子編集者たちがゴマちゃんの後ろでスマートフォンに向かって「キュー」と鳴いている姿を想像すると複雑な思いもある。

ゴマちゃん「キュー」




盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、記者自由型。戦う人が好き。一緒にいいことしましょう。Facebookでおたより募集中

人気の記事:
谷川俊太郎さん オタクな素顔」「爆売れ高級トースターで“アップルの呪縛”解けた」「常識破りの成功 映画館に革命を」「小さな胸、折れない心 feastハヤカワ五味

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります