HTCは9月12日に、10月14日より開催される東京ゲームショウの事前発表会を行なった。まず、初めにHTC NIPPON代表取締役社長の玉野浩氏が登壇し、開会の挨拶を行なった。
次にHTC CORPORATION 北アジア統括代表取締役 Jack Tong氏が登壇。東京ゲームショウ出店についてのプレゼンテーションを行なった。Jack Tong氏はHTC Viveの開発者、デベロッパーがコンテンツを円滑に用意できるように、協力体制を取るエコシステムが広がっていることに対して言及。
Jack Tong氏はMSIの高性能なVR Rady PCとHTC Viveをバンドルとした販売する製品のセールを明日9月13日より開始すると発表。対象となるMSIのPCは「GS63VR 6RF-004JP」、「GS63VR 6RF-003JP」、「GE62VR 6RF-006JP」、「GE62VR 6RF-002JP」の4つ。対象製品には「The Gallery」、「Zombie Training Simulator」、「Tilt Brush」といった3つのゲームがバンドルされる。いずれもCPUがCore i7-6700HQ、GeForce GTX1060を搭載する。
HTC Viveバンドルモデルは東京だけでなく、大阪、愛知、広島、愛媛、北九州にあるパートナー企業、ドスパラ、ユニットコム、TSUKUMOの各店舗にて販売される。
また、スクウェア・エニックスとグリーが共同に開発する「乖離性ミリオンアーサーVR」やKDDIの国内通信事業者初となる複数人数体験型のau次世代VRマルチコミュニケーション「Linked-door loves Space Channrl 5」などが東京ゲームショウにて体験できることを明らかにした。
加えて、東京ゲームショウで体験できなかったとしてもドスパラ、ユニットコム、TSUKUMOといったパートナーシップのVR体験スペースのある各店舗でも、VR体験ができることをアピールした。
AMDはゲーム開発者向けのデュアルGPU「Radeon Pro Duo」を使用したTSUKUMO製PCにて、講談社のVRアイドルプロジェクト「Hop Step Sing!」を展示する。
MSIはVR用パソコンの秘密兵器を発表。同社は6月に台湾で開催されたCOMPUTEXにて発表した背負うタイプのバックアップ型PCの構成を一新し、新たにGTX1070を搭載した「VR One」という、バックアップ型PCを11月に発売する。本PCはバッテリーを2つ搭載し、3.6kgという背負うと重いと感じない重量を実現しているという。
KDDIの上月氏はHTC ViveのVR空間を歩けるという機能をフォーカスし、次世代VRマルチコミュニケーション「Linked-door」を紹介。東京ゲームショウではVR空間にて、複数人と会話をしたり、ダーツをしたりして楽しめるとしている。東京ゲームショウではクロマキー撮影も行ない、現実の映像を背景とした体験も行なえるとした。また、セガの名作ダンスゲーム「スペースチャンネル5」とのコラボにより、スペースチャンネル5のキャラクター「うらら」もVR上に登場するとしている。
Linked-door紹介動画
サードウェーブ・デジノスは、東京ゲームショウに「GALLERIA Gamemaster」を展示する。本製品は最新のインテルCore i7、GeForce GTX1080などのハイエンドグラボ、高速SSDを搭載。そうした高性能パーツをしっかり冷却するエアフロー設計により、長時間でも快適にプレイできるとしている。
発表会の最後に行なわれた体験会では、「乖離性ミリオンアーサーVR」を試遊させてもらった。今年1月に舞浜アンフィシアターで行なわれたリアルイベント「御祭性ミリオンアーサー」で体験できたモノから映像やUIが進化。攻撃前に味方の体力ゲージなどが、中央で確認でき、カードを選択してから攻撃開始ボタンを選んでから、攻撃が行なわれる。自分のターンになった際に、剣を振り下ろすのは、従来と変わらない。エフェクトはド派手で、2Dで視聴するのとは、まったく違った体験をできるのが本作の魅力だ。
乖離性ミリオンアーサーVR以外にも、初出店のLinked-doorなど、気になるVRコンテンツが目白押しの東京ゲームショウのHTCブース。HTCブースでVR体験したい人は、東京ゲームショウの1~8ホールの初回入場口に整理券配布場所が設置される予定なので、一般入場口に並び、整理券を入手しよう。
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