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デジタル家電からIoTへ CEATECにベンチャー出展も100社超

2016年09月13日 06時00分更新

 2016年10月4日から7日まで、“CEATEC JAPAN 2016”が開催される。毎年、幕張メッセで開催されるデジタル家電など最新テクノロジーの総合展示会だ。その報道人向け説明会が9月12日に行なわれた。

 CEATECは今年で17回目。デジタル家電の発展とともに続いていた見本市だったが、2016年は異業種、ベンチャー、海外を取り込んで、最先端テクノロジーショーケースとしての複合見本市へと原点回帰する。テーマは“CPS(Cyber Physical System)”と“IoT(Internet of Things)”、モノのインターネットを含め、現象をデータ化(数値化)するという、あらゆる現実世界の現象をテクノロジーによってより良くしていく、そのために各社が開発している新しいモノ、サービス、ビジネスモデルまでが一堂に集まる。

 会場も展示概要を大きく刷新。従来のCEATECでは参加しなかった幅広い異業種のパートナーが参加し、会場を街、社会、家と大きく分けてそれぞれのエリアで各社のインフラやモノ、サービスを展示する。カンファレンスは100以上のセッションの用意し、すでに人気で満員が予想されるものも出ている。主催者特別企画展示“IoTタウン”ではセコム、三菱UFJファイナンスグループ、楽天、タカラトミーなどが参加する。

 IoTをけん引するとして、ベンチャーも2015年の54社の倍の規模となる、100社を超える出展が予定されている。大手とのマッチングにより、新しいビジネスの可能性を探る。AI(人工知能)はリクルートが取り組みを紹介、Fintechも野村総合研究所のハッカソンと最新サービスも事例だけでなく、体験できるブースも用意されるなど、よりインタラクティブな要素も用意される。家電見本市から、CPS、IoTに舵を切り、会場の様子は様変わりするが、CEATECならではのワクワク感は継続していくとし、来場者は2015年に13万3048人と過去最低を記録したところから、15万人の来場者を目標としている。

■関連サイト
CEATEC JAPAN 2016

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