13日リリース決定!
アップルから、iOS 10のリリース日が正式に発表されました。9月13日(国内時間では14日になる見込み)にリリースされる予定です。
本稿では大きな機能を中心に、iOS 10の新機能をまとめます。
待望のApple Pay&FeliCa
アップルによる非接触決済サービス「Apple Pay」が待望の国内対応。
日本で広く使われる規格「FeliCa」に対応し、JR東日本の「Suica」やNTTドコモの「iD」といった電子マネーもサポートします。「おサイフケータイ」と同様のことがようやくiPhoneでもできるようになります。
なお、iPhone 7/iPhone 7 PlusでないとFeliCaに対応しないため、iPhone 6sやiPhone 6では、Suicaなどは利用できません。
マップが大幅進化
プリインストールアプリの「マップ」が国内の公共交通機関に対応。
乗り換え検索や運賃の比較ができるようになります。地下鉄駅や路線、連絡通路も地図上に表示され、従来、乗り換え案内アプリを利用していたことが、マップからできるようになります。なお、米国や欧州の一部地域ではすでに提供されていた機能です。
マップアプリは、OpenTableなどのアプリケーションを通じてのレストランの予約や、配車サービスなども利用できるように。
また、ユーザーの「いきそうな場所と最短経路」を提案してくれるなど、より総合的なナビゲーションアプリに変わります。
スタンプが送れるメッセージ
「メッセージ」でスタンプが送れるようになります。専用のストアも開設されるそうで、ちょうど「LINE」のスタンプ機能と近いものになると言えそうです。
「Apple Watch」に搭載されていた、心臓の鼓動をアニメーションで送る「Heart Beat」など、「Digital Touch」と呼ばれる機能が利用できるようになります。iOS 10同士なら、Digital Touchで送信したメッセージは受信側でもアニメーション表示されます。文字以外のコミュニケーション手段が増えそう。
このほか、メッセージはApple Musicを参照しての、音楽の共有などにも対応します。これまではメッセージとイメージ/ビデオが送れるシンプルなアプリだったので、活用の幅が広がりそうです。
持ち上げてロック解除
iPhoneを持ち上げるとスリープを解除する機能が搭載されます。従来はホームボタンか電源ボタンをクリックすることでディスプレーを点灯させていましたが、たとえば時刻を確認したり、メッセージや着信の有無を確認するだけなら、これからは「取り出すだけ」でOKです。ハードウェアの磨耗を抑えるというメリットもありそうです。
大きな機能を中心にまとめてみましたが、iOS 10はアップルが「史上最大のアップデート」とうたうだけあり、多数の新機能を搭載しています。ASCIIでは、引き続き新機能の紹介やレビューを掲載していきます。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります