Xシリーズのフラグシップは、5.2型でも持ちやすい
新フラグシップ「Xperia XZ」をX PerformanceやZ5と比べてみた
グローバル版の日本語環境もある程度は期待できるかも
さて、本誌連載「週間リスキー」の読者のみなさまにはおなじみ、技適マークと日本語環境をチェック。結論から言うと、展示端末では技適マークは表示されたが、まだほぼ仮の状態と言えそう。ちなみに、モデル名は「F8331」。これが日本で出るモデルなのかは、まったく明言できない状態だが、日本語ロケールはもちろん、ロケール変更後に日本語IME「POBox Plus」は確認できました。
新センサー搭載で写真の色味が大きく改善
XZは背面カメラも進化をとげています。具体的にはメインのカメラセンサーのほかに、レーザーAF用のセンサーと、RGBC-IRセンサーと呼ばれる赤外線レベルの不可視光を測定するためのセンサーを搭載。レーザーAFは暗所でのピント合わせを高速化し、RGBC-IRでは従来ではホワイトバランスが狂いがちだった夕焼けや青白い空間でも、「目で見たまま」の色で撮影可能とのこと。
また、絶妙なカメラの変更点と言えば、X Performanceではなくなっていた「4Kビデオ」が復活しています。とはいえ、Z5 Premiumのようにディスプレーが4K解像度なわけでもないですし、データを転送するために使うソケットも速度の遅いUSB 2.0 Type-Cと、4K動画を扱うには、まだやや足りない部分があると言えるかもしれません。
足りないのは「4K環境」と「4GBメモリー」
スペック値ではない部分で、他社と勝負か
個人的には4Kまわりの仕様に加え、他社のハイエンド機には最近主流となっている4GBメモリーがないのも不満です。しかし、Xperiaはカメラの進化や「Battery Care」などのインテリジェント機能の搭載と、他社とは少し違う方向性に舵をとっているように見え、より多くの人に受け入れられそうで、今後もに注目です。
なお、日本での展開については予定があるものの、まだ時期は発表されていません。また、3キャリアでの発売になるのか、それともSIMフリーモデルは追加されないのか? 日本での発表を待ちたいと思います。
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