コルグは9月1日、MS-20のフィルターの強烈な発振音を軸に多彩なキック・ドラム、キック・ベース・サウンドを生み出すアナログ・キック・ジェネレーター「volca kick」を発表した。発売予定は10月下旬。価格は1万9440円。
volca kickは、キックの音作りを追求するアナログ・キック・ジェネレーターだ。MS-20前期型フィルターの強烈な発振音を軸にしたアナログ回路で、複雑な倍音を強力に含んだキック・ドラムやヌケの良いキック・ベースなど、アナログならではの多彩なキック・サウンドを特徴とする。また、volcaの特色ある16ステップ・シーケンサーは、エフェクトを瞬時にコントロールできる新機能TOUCH FXを搭載してさらにライブ性を高めたという。シーケンス・エフェクトは、音を連打するロール機能、1~2オクターブ上昇させるオクターブ機能などを搭載している。
MS-20フィルターによるアナログ・キック・ジェネレーター回路に加え、複数の歪み段を含むアナログ・ドライブを搭載。歪みのレベルとタイプがツマミ1つで変化し、キックのバリエーションと勢いが増大する。また、高域の量を調節するトーン・コントロールで、サウンド・キャラクターを一変させることが可能だという。
コルグのグルーヴ・マシンと手軽に接続できるシンク端子を装備しているので、他のvolcaシリーズやelectribe、SQ-1などのマシンと接続し、シーケンサーを同期再生してセッションができる。また、スタンダードなMIDI IN端子を装備。volca kickをDAWなどの音源モジュールとして活用可能だ。
主な仕様は、鍵盤部がマルチタッチ鍵盤/ステップ・キー、シーケンサーは、パート数は1、ステップ数は16、記録パターン数は16(サウンド・プログラムを含む)、コントロールはPattern Chain、Motion Sequence、Touch FX、Active Step、Accent、Slide、Bend Reverse、Roll(1/4、1/2、1/1、4/3、2/1、3/1)、Octave(1 Oct Up、2 Oct Up)、Sustain、Swing、インターフェースは、ヘッドフォン端子、シンク・イン、シンク・アウト、MIDI IN。
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