キーボードもペンもぜんぶひとつのタッチパッド上で
これがタッチ世代の専用端末! 超極薄2in1 PC「Yoga Book」実機レポート
レノボは、ドイツ・ベルリンで開催される「IFA 2016」に先駆け、現地時間8月31日に独自イベントを実施。その中で、同社の2in1 PCの「Yoga」シリーズの最新機種「Yoga Book」などを発表しました。
Yoga Bookはさまざまなタッチ操作に特化した新世代PC
Yoga Bookは、10.1型フルHD解像度液晶(1200×1920ドット)を搭載した2in1 PC。最大の特徴は、通常のYogaではキーボードがある位置には、凹凸のないタッチセンサーが全体に配置されています。
普段は文字の入力はLEDで浮かび上がるタッチキーボードとして使います。また、ラフやメモを描きたいときに使えるペンタブレットとしても利用可能。。さらに、紙のノートをセンサー上に置き、付属のデジタイザー内ボールペンで紙に書けばカンタンにメモをデジタル化可能です。
ペンの認識は、タッチパネル側とタッチディスプレー側で異なり、タッチパネル側は電磁誘導式のWacom feel IT technologiesで実装。タッチディスプレー側は、同社独自で先の尖ったモノで触ればペンと認識する「AnyPen テクノロジー」が使われています。
実際に持って触ってみると、まず、その異次元の薄さと軽さに驚かされます。はたから見るとPCを持っているとは思えず、まさに文房具のノート的なポジションの端末に見えます。ペンの動作も非常に快適で、タッチセンサー側に置くノートは最大厚さ10mmのものまでオーケー。会議などのメモを即座にクラウドにあげて共有したり、バックアップできるようになっています。
CPUはAtom x5-Z8550、メモリーは4GB LPDDR3、ストレージは64GB。OSはWindows 10(Home/Pro)またはAndroid 6.0.1。発売は展開地域によって異なりますが、OSごとにWi-Fi版、LTE版が用意される模様です。
グローバルでは、いずれもWi-FiモデルでAndroid版が499ユーロ(約6万円)、Windows版が599ユーロ(約7万2000円)で9月に発売予定。
開発には同社の日本の開発拠点・大和研究所も携わっているということと、キーボードは日本語版や中国語版も実装できるということで、まだアナウンスはされていないものの、日本での展開もかなり期待できるのではないでしょうか。
4Kディスプレーの「Yoga 910」や
Surface似の「Miix 510」も登場
そのほかにも、第7世代Coreプロセッサー(開発コードネーム:Kaby Lake)を採用し、4Kディスプレーを搭載した「Yoga 910」や、キックスタンドやデジタイザーペンが使える「Miix 510」も同時に発表。
いずれも「Yoga Book」同様に日本での展開は未定とのことですが、ほかの人とは違う個性的なPCを持ちたい方は、ぜひチェックしてみてください。
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