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手軽にチームを募集できる「インスタントチーム」を体験してみた

2016年08月03日 06時30分更新

「チームメッセージ」でミーティングの期日をすりあわせる

 参加申請への返信のテンプレートにもあるとおり、まずは会って話をするというのが基本の流れ。そこで、早速ミーティングを設定してみる。チーム名の通り飲んだくれる会なので、会場はバーにした。

 ユーザーのページからダイレクトメッセージを送るか、チームのページからチームメッセージを送り、開催日時を設定する。チームメッセージは、メンバー全員に同報で送信される。メッセージのやり取り画面はチャットのような感じで、全員が流れを把握できるので便利だ。

 ユーザー数は8名だったが、7名が参加してくれることに。いつもの通り待ち合わせはどきどきするが、今回は人数も多いし店も決まっているし、なんとかなるだろうと携帯電話番号は交換せず。なお、スマホのブラウザでも見やすいUIで利用できるので、ダイレクトメッセージなどの確認も簡単だ。

チームのページの右上にある「チームメッセージ」をクリック

全体メッセージを手軽に送信できる

スマホでも利用できる

現場での連絡もダイレクトメッセージでOK

ミーティングは大成功! ゆるいチーム作りにオススメ

 初回ミーティングは遅れてくる人も早めに帰る人もいたが、7人全員がそろい、大いに盛り上がった。起業した人が多かったが、領域が見事にばらばらで、話題もまちまち。でも、お酒の力もあって、すぐにみんな盛り上がってくれた。途中からこの会の目的でもある新しいビジネスモデルについて侃々諤々。筆者が提示したオウンドメディアに関する新規事業は、行けると言う人が半分、無理という人が半分で、面白かった。ミーティング後は「チームヒストリー」という行動の記録を残す機能に登録する。

 現在もメンバーは増え続けて、13人になった。現在は第2回ミーティングの予定をすりあわせているところだ。次は、10人を超えそうなので大所帯になりそう。

7人(ひとりは仕事があるので先に帰社)が集まり、初回ミーティングは大盛り上がり

ミーティングが終わったら、チームヒストリーに登録

 一通り、インスタントチームのサービスを利用して感じたのが、ゆるい感じでつながれるのが非常に気軽ということ。参加者は無料だし、いつでもチームを離れることができる。ノルマも規約も契約もなく、とりあえずの目的に向けて協力できることはする、というスタイルでいい。

 集まったメンバーも予想外だった。意識高い若者(筆者は好きだが)が集まるかと思いきや、すでに起業済みの代表取締役が半数以上と面白いメンツになったのだ。

 どんなチームに人が集まる傾向にあるか聞いたところ、「勉強会」や「交流会」「アイデアをブレストする会」という形式のチームが人気とのこと。今回筆者が作った「超高速回転で新規ビジネスについて語り合いながら飲んだくれる会」は「交流会」と「アイデアをブレストする会」にマッチしたということだろう。

 ただ、「インスタントチーム」は今年4月にリリースされたばかりのサービスで、ユーザー数は約1200人とまだそれほど多くないのが残念。今回作ったチームのメンバーは13人だが、これは全チーム中第4位。第1位でも26人だ。今後、参加者が増えて活性化してほしいところ。

 現在は、ネイティブのiPhoneアプリを開発中だという。ネイティブアプリ独自のマッチング機能を搭載する予定で、より気軽にチームが成立できるようになりそうだ。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。

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