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職人の経験値が品質を左右するって知ってた?

精密すぎる! 安曇野の匠の技「VAIOのレーザー刻印技術」を見てきた!

2016年07月20日 09時00分更新

文● ナックル末吉 編集●飯島恵里子/ASCII.jp

長野県安曇野市にあるVAIO本社屋及び工場

 国産PC市場の一角を担うVAIO。長野県安曇野市には本社とともに国内の製造拠点が置かれ、VAIOの生産や「安曇野FINISH」と呼ばれる、検査及び仕上げ工程などが行われている。

 またVAIOの一部モデルに施されている、メッセージやキャラクターの図柄の刻印もここ、安曇野工場で生まれているのだ。今回は特別に、レーザー刻印技術と操作する技術者にスポットをあてて取材した。

レーザー刻印って何?

ソニーストアオリジナルのVAIO S15 Disneyキャラクターデザインモデル ミッキー&ミニー

 レーザー刻印とは、素材にレーザーを照射して、文字や図柄を刻印する技術。実際にはレーザーの出力や方式により、塗料の剥離、変色、素材の切削などで刻印を実現している。

 刻印を施すレーザーには「波長」というものがあり、CO2やYVO4、グリーンなどの波長を素材の材質や刻印する図柄などによって使い分けがなされる。

 刻印といっても、江戸切り子や彫刻のように職人の手によって行われるものではない。各波長ごとに工作機器が異なり、データさえ機器に入力してしまえば、後は素材をセットしてボタンを押すだけで自動で刻印される。

 しかし、レーザー刻印の技術とは単なる機械の操作ではなく、機械を動かすための各種条件や設定など、データを作り出すための独自のノウハウが必要になってくるのだ。

レーザー刻印の職人技を目撃せよ!

 では、実際にレーザー刻印の工程を紹介しよう。今回はVAIO S15 Disneyキャラクターデザインモデルに図柄をレーザー刻印してもらった。

刻印前の状態。この状態で既にパソコンとして動作する

機械にパソコンをセットする

スタートボタンを押して刻印開始!

モニターには刻印されていく様子が表示される

完成すると自動で排出される

キャラクターが刻印されて完成

 別の機械でレーザー刻印が施されていく様子を動画で撮影。レーザー自体は目に見えるものではなく、レーザーが照射され、素材にあたったところで視認できることが解る。




完成した刻印がコチラ

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