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ライター高橋量がオススメする鉄板のWi-Fiルーター

「見えて安心ネット」+Aterm WG2200HPで家族のスマホを一覧表示、Wi-Fiの"見える化"で安心確保!

2016年07月22日 11時00分更新

 マルウェアやSNSの「炎上」など、ネットを起因とするトラブルは年々増加傾向にある。リテラシーの高いASCII.jp読者の方であれば、増え続ける脅威を何事もなかったかのようにかわしたり、不適切なやり取りで自分や相手を傷つけることもないだろう。

 一方、ご家族についてはどうだろうか。特にネットを使い始めたばかりのこどもは「やっていいこと」と「やってはいけないこと」の区別がつきづらく、ちょっとしたことから大きなトラブルに巻き込まれる可能性もある。そのために家庭内外でのリテラシー教育が必要となるのだが、親の目が届かない場所ではついに忘れがちになってしまうもの。読者の中にも、身に覚えのある方は多いに違いない。もちろん筆者も、我が子のリテラシー教育に頭を悩ませているという立場だ。

 しかし親の立場からすると、お子さんを常時目の前で見守り続けるのは難しいのも事実。さらに自宅のWi-Fiが不正に利用されようとしていても、早急に気づける方は多くないはずだ。

 そこでオススメしたいのが、NECプラットフォームズのWi-Fiルーター「Aterm WG2200HP」だ。この製品の特徴は最大通信速度が1733Mbps(5GHz/11ac利用時)と非常に高いスペックを持っている点に加え、Wi-Fi接続機器を管理できる機能「見えて安心ネット」を搭載している点にある。この機能を利用することで、家族のネット利用を把握したり、外部からの不正利用に対していち早く対処したりできるのだ。

NECプラットフォームズのWi-Fiルーター「Aterm WG2200HP」。縦置き、横置きのどちらも可能なシンプルな外観デザインを採用。大きなアンテナのような目立つ突起物がないので、小さなお子さんのいるご家庭でも受け入れやすいだろう

「Aterm WG2200HP」の機能として用意されている「見えて安心ネット」

 今回はこの「見えて安心ネット」について、特徴や実際の利用方法を紹介しよう。

「Aterm WG2200HP」の主なスペック
無線規格(最大通信速度) 5GH帯:11ac(1733Mbps)/11n(600Mbps)/11a(54Mbps)、2.4GHz帯:11n(450Mbps)/11g(54Mbps)/11b(11Mbps)
アンテナ数 4×4(5GHz帯)、3×3(2.4GHz帯)
有線規格(最大通信速度) 1000BASE-T(1000Mbps)/100BASE-TX(100Mbps)/10BASE-T(10Mbps)
WANインターフェース 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T
LANインターフェース 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×4
USBインターフェース USB 2.0(USBバスパワー対応)
機能 こども安心ネットタイマー、見えて安心ネット、不正アクセス検出機能、悪質サイトブロック(ファミリースマイル)機能、MU-MIMO、ビームフォーミング、TVモード、ECOモードなど
簡単接続機能 らくらくネットスタート、らくらく無線スタート/WPS対応、らくらくQRスタート2、らくらく「かざして」スタート
セキュリティー SSID、WPA-PSK(AES)、WPA2-PSK(AES)、MACアドレスフィルタリング、ネットワーク分離機能
サイズ 幅35×奥行き130×高さ181mm
重量 約400g

ネットに潜む数々の危険性

 まずは「見えて安心ネット」を解説する前に、ネット利用の危険性について軽くおさらいしておこう。

 最近はスマートフォンやタブレットなどが広く普及したこともあり、これらのモバイル端末をターゲットとするマルウェア(悪意のあるソフトウェア)や偽装が増えてきている。たとえば「ランサムウェア」と呼ばれる一種のウイルスに感染すると端末がロックされ、相手が要求する「身代金」を支払うはめになってしまう。またWeb閲覧中に突如セキュリティ警告が表示され、指示に従って操作するとまったく関係のないアプリをインストールさせられるというケースもあるようだ。

 これらの脅威は、モバイル端末用のセキュリティソフトを導入したり、公式のアプリサイトを利用することである程度回避できる。しかしそれでも最新のマルウェアに対応していないこともあるので、有効ではあるものの万全とは言いがたいのが実情だ。

 また見知らぬ第三者によって、Wi-Fiルーターを不正に利用されることもある。大切な情報が流出したりファイルが破損/紛失したりすることもあれば、不正アクセスなど悪意ある行為の足がかりとなることもあるのだ。パスワードやMACアドレスのフィルタリングといった対策を施していればやすやすと利用されることはないものの、誰かが不正に利用しようとした動きにはいち早く対応しておきたい。だがそれにはWi-Fiルーターの接続ログを確認する必要があり、常にチェックするのは非常に面倒だ。

 以上の外的な危険性以外に加えて、もっと身近な心配事もある。たとえばお子さんが長時間ネットゲームをプレーしたり、SNSの書き込みが原因でトラブルに発展したりなどといったケースだ。よくわからないまま違法なファイルをダウンロードしてしまったり、課金して高額な利用料を請求されることもあるかもしれない。

 このように、ネットの利用には多くの危険が伴っている。だからと言ってネットの利用をやめよう、あるいはやめさせようとする必要はない。適切な対処さえ行なっていれば、ネットは安心かつ便利に利用できる。そのためのサポートをしてくれるのが「Aterm WG2200HP」の「見えて安心ネット」ということなのだ。

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