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ソフトバンク、英ARM社を約3.3兆円で買収

2016年07月18日 19時20分更新

 ソフトバンクグループと英ARM Holdings plc(ARM社)は、ARM社の発行済株式および発行予定株式のすべてを約240億ポンド(約3兆3000億円)で買い取ることで合意したと発表した。ARM社の株主と裁判所の承認が条件となっており、買収終了後はソフトバンクグループの完全子会社となる。

ARM社買収について会見する孫正義氏

 ソフトバンクグループはARM社について、「グローバルな半導体の知的所有権とIoTにおける優れた能力を有し、イノベーションに実績のある世界有数のテクノロジー企業」と評価。ARM社が次のイノベーションを起こすための投資の拡大をするうえで利点があるなどと説明している。

 ARM社は、イギリスのAcorn Computersが自社コンピューターに採用するCPUを開発する一部門として設立され、その後、1990年にVLSI、Appleとのジョイントベンチャーとして独立。現在では、同社のARMアークテクチャを採用したチップは、携帯電話、スマートフォンといった通信機器をはじめ、ありとあらゆる電子機器で用いられている。


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