男性の方、私服におけるシャツ。イン派ですか、アウト派ですか? 記者(29歳♀)が編集部で周囲を見回すと、きっちりシャツをパンツに入れている人は少数派。そのほうが動きやすいでしょうし、身体のシルエットも出づらくて気楽ですよね。
美容院などに行くと、カジュアルな柄シャツをタイトなパンツにインしている人を見受けます。編集部にはオシャレさんが少ないからイン派が少ないのでしょうか? ですが周囲にいる「シャツが出ていると落ち着かない」と、断固としてインしているおじさまが、必ずしもオシャレではなかったり。アキバ系のオタクファッションの典型的な例でも、デニムのシャツをズボンにキュッとインしているの、ありますよね。
いったい、シャツはインとアウト、結局どちらがオシャレなのでしょうか。
スタイリストさんに聞いてみた
芸能人のコーディネートも手掛けるスタイリストの杉山律子さんにお会いしたので、質問してみました。
記者「編集部のこの男性は、いつも花柄のシャツを着ていて、基本シャツはアウトです。インしたほうがいいでしょうか」
杉山さん「この方はインしてみるといいのではないでしょうか」
記者「ではこちらの男性は、黒い服が多くてシャツはインの時もありますしアウトの時もあります」
杉山さん「この方はアウトがいいかもしれませんね」
人によってイン、アウトのどちらがよいかは異なるようです。詳しくきいてみたところ、「細身であったり、ファッションに気を遣えるタイプの人は思い切ってシャツをパンツにインしたほうがスッキリ見えます。ファッションにあまりこだわりがなくシャツも地味めなものが多い人は、パンツの外に出しておいたほうが無難でしょう」ということ。
つまり、
●細身、もしくはオシャレシャツを着る人は、シャツをイン
●細身ではなくオシャレをあまり気にしない人は、シャツをアウト
がスタイリッシュということ。もちろん、個別のケースやTPOによって向き不向きはあるのですが、ひとつ指針にしたいところですね。
自分を知ることが最良の方法だった
結局は、イン、アウト、どちらかがよいというのではなく、自分を知ることが大切なのですね。杉山さんの説明がとてもわかりやすくて納得できましたが、女性から男性にアドバイスするのは憚(はばか)られるかも。
「●●先輩は痩せ形でもないしシャツも野暮ったいので、パンツにインしないほうが……」
女性向けのファッションアドバイスとして、全身のカラーを3色までに抑えたほうがいいと教えてもらいました。例えばシャツがカラフルなものであれば、スカートやバックはシャツの中で使われている色を。反対に、服が上下同じ色であれば、バックや靴で色を増やすとオシャレに見えるということ。
ファッションで人の印象は変わるので、場合によってはビジネスにも影響してきますよね。杉山さんは女性起業家へのパーソナルスタイリングの仕事も多く務めているそうです。ファッションを詳しく勉強する時間はないけれど、よい印象を与える洋服選びをしたいという需要は少なからずあるそうで……。確かに、プロに選んでもらうことで堂々とした着こなしをできるのも大きいと思いました。個人向けのセルフブランディング講座もこの夏からスタートしています。
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