パナソニックは7月11日、同社の「光ID」技術を用いた情報連携サービスをイベントや施設案内、広告などの用途向けに提供すると発表した。7月下旬より提供開始する。
光IDは、LED光源を高速で点滅させることで情報を送る可視光通信技術を応用したソリューション。高速点滅は肉眼では見えずLED照明と兼用でき、専用アプリをインストールしたスマホをかざすことで商品情報や位置情報、クーポンなどの各種情報を受け取ることができる。
すでに銀座通連合会、東京急行電鉄、東京ビッグサイトなどで各種業態別の実証実験を行なっており、実証実験で得られたノウハウを元にパッケージとして提供することになった。用途や利用シーンに合わせた3種類のパッケージサービスを提供する。
「イベントパッケージ」は、期間限定イベントで利用されるサービス。「施設案内パッケージ」は美術館や商業施設で展示品や商品の情報を提供するサービス。「広告パッケージ」はデジタルサイネージと連携し、商品情報やクーポンを配信する。
いずれも光IDを送信するハードウェア(LED照明など)とスマホアプリ、IDの発行や登録サービス機能を提供するプラットフォームサービス、ログ解析やコンテンツ切り替えなどのアプリケーションで構成される。各種顧客に合わせたアプリのカスタマイズも受注するほか、スマホアプリ用SDKも提供される。
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