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MultiSyncシリーズは海外で大人気!?

NECのディスプレーは海外市場が90%以上とグルーバル化

2016年07月09日 12時00分更新

メディアツアーの解説は、NECディスプレイソリューションズのエキスパート、山本和宏氏

 NECディスプレイソリューションズは7月8日、商談や検証を行なうショールームのメディアツアーを開催した。ツアー冒頭で明らかにされたのは、「MultiSync」シリーズなどディスプレーやサイネージ、プロジェクター製品の売上は、9割以上が海外市場ということ。売上別では36%が欧州、35%が米州、14%が中国、6%がアジア・パシフィックで、日本での売上はわずか9%とグローバル化が進む現状が解説された。

同社の国内売上比率はわずか9%

 製品はNECディスプレイソリューションズが商品企画から開発製造、品質管理まで担当し、120を超える国と地域に製品を提供している。海外拠点はドイツ(ミュンヘン)、中国(深セン)、アメリカ(シカゴ)の3ヵ所。

 製品ラインアップは事務所や医療向け、プロフェッショナル向けのディスプレーからレーザープロジェクター、サイネージなどを屋内外を含め幅広くラインアップ。特にシネマディスプレーに関して、同社エキスパートの山本和宏氏は「シネマプロジェクターの輝度は3万ルーメンクラスで、ハリウッドの映画を上映していいという企業は4社しかない。日本ではNECとソニーで、残りは海外企業」と語る。

NECディスプレイソリュージョンズの製品ラインアップ

 プロジェクターはランプ交換が不要で、輝度半減までの目安が2万時間を超えるレーザー光源タイプを高輝度クラスに投入。一方で持ち歩けるモバイルタイプ、超短焦点タイプもラインアップされる。

 サイネージ分野では主流となっている4K解像度に関しては、4Kと2K解像度モデルを並べて展示し、細部の視認性を比較しやすい環境が用意されていた。

4K解像度モデルと2K解像度モデルは並べて展示

ルーメンの異なるディスプレーを並べて展示

導入しやすいスタンド一体型のサイネージキット「美映エル(ミハエル)」。屋外使用は想定されていないが「外置きしている最寄りのお店は4年以上壊れていない」(山本氏)

2台のプロジェクターを使って大きな1画面を構成。ディスプレー間のベゼルや境目がない

複雑な形状に投影する大型のプロジェクションマッピング

プロジェクションの一例

プロジェクションマッピングを応用した製品展示台

学校向けのソリューション展示

ディスプレーに内蔵する表示用PCも用意される

AdobeRGBを99.3%カバーするプロ向けディスプレー

4K解像度の98型ディスプレーは国内カーメーカーが導入

「MultiSync EX241UN」「MultiSync EA245WMi」と国内未発売のディスプレーも展示されていた


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