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MWC上海2016で発見した新興メーカースマホの数々

格安スマホやプロジェクター内蔵機が日本上陸予定? 新興メーカースマホ最前線

2016年07月08日 14時00分更新

端末メーカーは50社以上、国内外から多くの製品が集まる

 Mobile World Congress 上海 2016(以下、MWCS2016)には、世界各国から多数のメーカーが出展。おもしろい機能を搭載した製品や日本に投入予定の新興メーカースマホなど、気になる製品が多数展示されていました。

 今年のMWCSは、昨年より展示規模が拡大したこともあり、端末メーカーの出展数も増加。自らブースを構えなくとも、クアルコムブースや中国移動ブースに製品のみを展示する例も多く、OEMやODMメーカーも入れれば、50社以上の製品が展示されていました。

Akyumen社のプロジェクタースマホは日本投入も検討中

本格的なプロジェクターを搭載した「Hawk」

プロジェクター部分のでっぱりは最小限、100インチ投影が可能

 Akyumen社が展示していたプロジェクター内蔵のスマホ「Hawk」は35ルーメン、100インチ投影が可能と言う本格的な製品です。この手の製品は過去に中国のODMメーカーなどが手掛けていましたが、仕上げがイマイチでした。Hawkは先進国市場でも販売をめざしており、しっかりしたつくり。本体サイズは不明ですが、プロジェクター部分の厚みもあまりなく、このまま普段使いできる大きさ。

メモリー3GBにストレージ128GBを搭載、ディスプレーは5.5型

手軽に画面表示を投影できる

 スペックは、SoCがMediaTekのHelio X10、メモリー3GB、ストレージ128GBで、大量のムービーを本体に保存して置けるとのこと。また、通常ではソフトキーのホームボタンに相当する位置にあるアイコンを、ダブルタップするとプロジェクターで投影可能。実際に映してみましたが、50インチ程度までなら細かい文字もくっきり読めます。気になるお値段は750ドルを予定。夏ころ発売予定で日本への投入も検討しているとのこと。

だいぶご無沙汰なパンテックも新製品を展示

パンテックが復活!音楽にこだわったIM-100を展示

ホワイトでスクエアなデザインはオーディオプレーヤーを目指したもの

 みなさんはパンテックの名前を覚えていますか? 日本でもKDDIからスマホを数機種出していましたが、実は2014年に一旦倒産していたのです。それから2年かけて復活し、再出発第1号となる「Sky IM-100」を6月23日に韓国で発表しました。

 韓国ではサムスンとLGの2強に押されて特徴を出しにくかった同社の製品ですが、IM-100は音楽スマホとしての機能を強化。クアルコムのオーディオチップ「WCD9326」も搭載しています。また、本体デザインは最近の流行に逆らうように、角をきっちりと出したスクエアな形状。よく見ると裏側にはジョグホイールを備えています。

ジョグホイールでくるくると操作できる

 このジョグホイールは上下ボタンとして機能するほか、音楽再生時のコントローラーとしても使えます。親指での回転動作も快適でした。なお、スペックはSoCがSnapdragon 430、5.15型フルHD解像度ディスプレー。韓国での価格は約4万円(要キャリア契約)ですが、ミドルレンジモデルとして再びauからの登場を期待したいもの。

新興メーカーWasam社はセキュリティースマホ

新興メーカーからも意欲的な製品が登場

 日本ではまだ知られていない新興メーカーの製品も多く、すべてを見て回ると1日あっても足りないほど端末展示が充実していたのがMWCS2016の特徴です。コンパニオンさんも昨年より増えており、こちらのメーカーのように男性コンパニオンを用意するところも。ちなみに、こちらは中国Wasam社の高セキュリティースマホ。軍隊があなたのデータを守る、というイメージなんですね。

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