週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

簡単に起業!「Gozal」でイマドキの会社設立を体験してみた

2016年07月06日 06時30分更新

法務局での登記もあっけなく終了して会社設立完了!

 続いては、法務局に登記するのだが、これもGozalが生成した書類と指示された持ち物を持っていくだけ。その日も、仏滅を避ける人が多いので●日にしましょうとか、どの法務局に行き、どこで印紙を買うのかまで教えてくれた。

 法務局では特にトラブルもなく受け取ってくれて、1週間後に新会社の印鑑証明書と履歴事項全部証明書をもらって手続き終了。晴れて株式会社トゥールビヨンの社長になった!

 結局、手数料としては真下さんに手伝ってもらった1万5000円だけ。これはリーズナブルだ。通常であれば、4万~8万円はかかる。ネットで検索すると、手数料ゼロというところも多いが、これは会社設立後の顧問契約が条件。つまり契約で月に数万円のコストが発生してくるので要注意。Gozalの専門家コストが安いのは、あらかじめ必要な情報をシステムがヒアリングしてまとめているため。本来であれば専門家が聞き出す情報があらかじめ準備されているので作業負担を減らすことができ、コストも抑えてもらっているとのことだ。

法務局へ登記しにいく際も細かくアドバイスをくれる

登録免許税の印紙代は15万円。これは自分でやっても専門家に依頼しても発生する費用

書類はあっけなく受け取ってくれた

1週間後に印鑑証明書をゲットして手続き完了!

 簡単に会社を設立できるとはいっても、数週間かかってしまったので、記事はここまでだが、この後も税務署への届け出や特許に関するタスクも続けて行うつもり。従業員を雇う際は、雇用や保険と行ったタスクも利用できる。何かあればいつでも「専門家に相談」から質問できるのも心強い。

 作業そのものは難しくないが、必要なことを必要な流れで処理するのは専門家のアドバイスなしにはできない。起業するくらいなのだから、勉強して作業することも可能かもしれないが、そこは他者の力を借りるべき。とは言え、お金のないスタートアップだと専門家をまともに雇う金銭的負担も厳しい。その点Gozalは、現在は無料で利用できる。永続的な利用でも、上述のインタビュー記事では、「現状は無料で使ってもらっているが、7月から月額980円でご案内する予定」とあるので、手間をはぶくには十分手頃なレベルといえる。

 これから起業する人や起業直後の人で、バックオフィス業務に手間を取られているなら、Gozalを一度触ってみてほしい。凄い時間とお金の節約になるので、手放せなくなるかも。

会社設立だけでなく、その後のさまざまなタスクもきっちりサポートしてくれる

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。

■関連サイト

※お詫びと訂正:記事初出時、サービス概要の表記で社名・リンク先に誤りがありました。記事を訂正してお詫びします。(2016年7月6日)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事