名刺交換した相手の会社のニュースが日経版連動で届く、名刺アプリ
Sansanの日比谷 尚武氏は、個人向け名刺サービス「Eight」を利用することによって「名刺を眠らせることなく、活用する」方法について話した。Eightは、相手の名刺をスマホで撮影し、Eightアプリから送信すると、人力でデータ化され、スマホやPCでいつでも確認できる名刺サービスだ。Eightユーザーが異動などで役職や部署、所在地が変わった際、新しい名刺を登録し直すと過去に名刺交換したEightユーザーに「名刺の更新」が伝わる。
日比谷氏いわく「いつも一緒にいる相手は、同じ情報や価値観を共有しているが、つながりが弱いたまにしか会わない相手は、背景や知識が異なる。弱いつながりから想定外の気付きが生まれる」。
Eightはアプリ内に自分の近況を知らせる「フィード」やSNSサービスのようにメールより気軽に「メッセージ」を送ることができるサービスを持つ。また、自分が登録した相手の会社のニュースが、日経電子版に掲載されると、Eightのフィード画面に表示されるなど、一度作ったきっかけをより活かす展開が組み込まれている。
交通系ICカードの履歴をタッチでスマホから自動取込
個人事業主ならずとも面倒なのが、細かい交通費記帳。クラウドキャストの「Staple for 弥生」は、弥生の「スマート取込」に連動したサービスだ。さらにNFC付きのAndroid端末ならば、「Stapleリーダー」をインストールして交通系ICカードをタッチすれば使用履歴を読み取り、Staple for 弥生経由で登録したデータを仕訳データに変換し、「やよいの白色申告 オンライン」を始め対応サービスに送る。「経路、日付、金額は変更できないので、不正使用を防ぐことができる」とクラウドキャストの藤垣慶介氏は話す。
NFC付きのスマホを所有していない場合、iOSならばスマホから自分で入力することができる。帳簿記帳の時間短縮だけではなく、入力ミスや重複を削減することができるサービスのため、個人事業主にとって頼もしいサービスだ。
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