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ZTEやレノボ、Vivo、LeEcoなど、ぞくぞく登場

RAM6GBモデルや高級折りたたみスマホも! 中国メーカー各社が新製品を展示

2016年07月05日 11時00分更新

OPPOのフラグシップ
「R9 Plus」は限定版を展示

 ここからは6月に発表あるいは発売された各社の製品を紹介します。

 まずはオッポ(OPPO)。ファーウェイに次ぐ世界シェア4位に入るなど、同社の評判は急激に高まっていますね。フラグシップモデルの「R9」、「R9 Plus」は2016年4月に発売され、アジア各国で高い人気を誇っています。そのR9には限定のブルーバージョンが用意されています。

 サッカーのFCバルセロナとコラボした「OPPO R9 FC Barcelona Edition」もアリ。OPPOは同クラブの広告スポンサーなのです。背面には18金であしらわれたエンブレムもついています。

ブルーのスマホ、なかなかかっこいい

 この限定版は6月に中国と台湾で限定発売されると、あっという間に売り切れてしまったほどの人気のシリーズ。正面から見ても、側面にちらりと見える背面のブルー、そしてアンテナラインのレッドがいいアクセントになっています。

 SoCはSnapdragon 652、5.5型フルHD解像度ディスプレー。背面と正面に1600万画素カメラを搭載など、スペックは申し分なし。OPPOに興味ある人なら、ぜひ、この限定版を入手したいものです。ただし、もしも入手できるとしてもプレミア価格になっていることでしょう。

レノボ傘下のZUKの最新モデルは
SoCはSnapdragon 820搭載で、メモリー6GB版も

 レノボの傘下となるShenQi(神奇)が手掛けるハイスペック・低価格なスマホ「ZUK」。ライバルはずばりシャオミで、高速CPUを搭載しながら人民元で2000元を切る価格が大きな魅力です。最新モデルの「ZUK Z2」(写真左)、「ZUK Z2 Pro」(同右)はそれぞれ5型、5.2型のフルHD解像度のディスプレーを搭載。SoCはSnapdragon 820、メモリーは4GBでZ2 Proにはメモリー6GBの上位バージョンもあります。

細かいスペック差でユーザーニーズをカバー

 両者はパッと見ると似ているようで、正面カメラの位置、背面カメラの位置が異なっています。Z2 Proはカメラの下に心拍数と血中酸素を測定できるセンサーを搭載。スポーツ用途にも向いた製品となっています。

 Z2は1799元(約2万7700円)、Z2 Proは2299元(約3万5400円)からと、Snapdragon 820搭載機としては、シャオミよりもさらに低価格となっています。両モデルとも6月から販売が始まっています。

OnePlus最新作は
スペックアップ+高級モデルに

 ハイスペックスマホメーカーのOnePlusが6月15日に発表したばかりの新製品が「OnePlus 3」。ディスプレーは5.5型と前年モデルの「OnePlus 2」と同じですが、SoCはSnapdragon 820に。また、メモリーは6GBに強化。さらに1600万画素カメラを搭載します。

 なお、OnePlusは中国だけではなく国際展開も積極的。このOnePlus 3も海外向け価格が当初から提示されており、399ドル(約4万900円)となっています。

金属製のユニボディー、木製カバーも提供

 これまでの同社製品から大きく変わった点はボディーの素材。金属製のユニボディーとなり、高級感を増しました。同社のスマホはこれまでカーボンや木目のバックカバーがひとつの特徴でしたが、本モデルからはバックカバーは取り外し不可に。

 しかしその代わり、背面に装着するプロテクターケースとして従来のイメージを引き継ぐ木目やカーボンのものが提供されることになりました。各社のスマホのデザインが似通っていく中、純正ケースで見た目に変化を与えることができるのもOnePlusならではの特徴と言えるでしょう。

Geoneeの高級折りたたみスマホは
値段もスペックも高い

GioneeのW909

 こちらは2016年3月28日発売と若干古い製品ですが、折りたたみ型のハイエンドスマホとして人気のGionee(ジオニー)の「W909」です。

 このスタイルのスマホは日本でもFREETELの「Musashi」がありますが、W909は設計思想が全く異なっています。W909は高級な折り畳み端末として設計されており、ライバルはサムスンが10万円以上で中国で販売している同型のモデル。

 SoCこそHelio P10ですが、メモリー4GBにストレージ64GB、4.2型HD解像度(720×1080ドット)ディスプレーを両面に配置、カメラは背面が1600万画素、正面が500万画素。かなりの高スペックですね。価格は3999元(約6万1600円)。

折りたたんでももちろん使える

 ディスプレーは4.2型なので、閉じたままでも結構使いやすそう。解像度も高いので動画を見たりウェブ閲覧もストレスは感じないかも。このクラスの製品、日本にもぜひ欲しいものです。

ガラホとは違う中国折り畳み型スマホの進化

 本体サイズは62.8(W)×16.5(D)×124.1(H)ミリ、重量は207.7グラム。この大きさは一昔前のスマホと変わりませんね。ボディーは金属製で質感も高くなっています。そもそも中国では折りたたみ型のケータイは過去にあまり流行らず、この形状は高級製品として所得や年齢の高い層に人気のようです。ややニッチな製品ではあるものの、折り畳み型スマホはこれからも中国メーカー各社から新製品が出てくることでしょう。

この秋の新製品にも期待が持てる

 中国最大手となったファーウェイとシャオミは今回のMWCS2016に合わせて新製品は投入せず。両者とも次のメジャーな新製品は秋に投入すると見られています。これだけ多くの新製品が集まったMWCS2016ですが、中国メーカー各社からはさらなる新製品が今年中にもいろいろと出てくることでしょう。

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