エースコックが6月27日から全国で発売している「松屋監修 夏野菜入りトマトカレー味ラーメン」を食べます。実売価格は238円前後です。
牛丼チェーン・松屋監修のもと、2009年から2015年まで夏の期間限定メニューとして松屋で発売された「トマトカレー」の味わいを再現したというカップめん。406kcal。内容量は96g(めん70g)。
鶏肉、トマト、にんにくなどを利かせ、複数種のカレースパイスミックスを加えた、トマトカレー味のスープが特長。具材は、なす、たまねぎ、味付鶏肉そぼろ、インゲン、唐辛子。天然由来原料の使用を推進する松屋のこだわりを再現するため、人工甘味料は使用していないそうです。
肝心の味です。匂いはかなり松屋のそれに近いです。トマトとガーリックの香りが効いています。スープをすすると、「確かにこんな味だったような」と感じるほどには似ています。
ただ、問題は、ライスではなく、めんであること。めんが口の中に入った瞬間に、「あ、トマトカレーじゃないわ、カップめんだわ」と思わされます。
もっとも、味自体はトマトカレー風味ということで、結構、よくできていると評価したい。具材も小さいとはいえ、なす、いんげんなどがスープにマッチしている。
しかしながら、「松屋のトマトカレーに似ているけどなあ、でもちょっと違うよなあ」という、ちょっとしたモヤモヤが残りました。電車の中で芸能人にそっくりな人を見つけて、びっくりしてまじまじと見つめてみたら、あんまり似てないな……というような気分といえばよいのか。
カレー味のカップめんのバリエーションとしては、合格点でしょう。どれくらい松屋のトマトカレーに似ているのか、懐かしむ意図で食べてみるのもおもしろいかもしれません。
コジマ
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」、ディスクレビュー「DJコジマの作業“中”BGM」ASCII倶楽部で好評連載中!
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