COMPUTEX TAIPEI 2016のECSブースには、小型PC「LIVA」シリーズの新作「LIVA Z」が展示されていた。
LIVAの特徴は、小型、ファンレス、すぐに使えるの3点。新作の「LIVA Z」もそのコンセプトは踏襲している。筐体には新規格のMini-STXフォームファクターのマザーボードが搭載されており、140×147mmサイズのボードを格納するため、筐体のサイズがひとまわり大きくなっている。
CPUは、コードネーム“Apollo Lake”ことインテルの次期「Pentium/Celeron」。ストレージとして32GBもしくは64GBのeMMCを内蔵し、M.2 2280スロットを1基装備する。無線は802.11 b/g/n/acとBluetooth 4.0をサポート。そのほかUSB 3.0ポート×3 とUSB 3.0 Type-Cポート×1を備える。
発売日と価格は未定だが、Apollo Lakeの販売解禁と同時に出荷できるよう準備を進めているという。
なお、LIVA Zにはオプションで拡張キットが用意される。LIVA Zの底面カバーを外し、この拡張キットをドッキングさせることで、COMポート(RS232C)×4と、2.5インチのドライブベイが使用できる。
拡張キットは、COMポート×4と2.5インチのドライブベイ×1を備えたモデルのみを予定しており、例えば、2.5インチドライブベイ×2や、バッテリーパック搭載モデルといったバリエーション展開は今のところ考えていないそうだ。
さらに、LIVA Zと拡張キットを一体化させたモデルも準備中とのこと。こちらはアルミ筐体を採用し、無線LANのアンテナを2本取付可能だ。価格は、LIVA Zと拡張キットをセットで買うより若干安くなるとのこと。
インテルの次期ローエンドCPU
Apollo Lakeを搭載するマザーボード
LIVA Zに搭載されるマザーボードはMini-STXとなるが、そのマザーボードも会場に展示されていた。「APL-MINI」という製品名からもわかるとおり、Apollo Lakeを搭載する製品だが、インテルがApollo Lakeを発表するまでは、多くを語れないとのことだった。
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