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約3万円で防水防塵&FeliCa入りのSIMフリーの国産スマホ「arrows M02」を見る!

2016年05月06日 15時00分更新

国内メーカーが放つ全部入りSIMフリースマホ
富士通「arrows M02」

 富士通の「arrows」シリーズといえば、とにかく高性能! というイメージが強いが、この「arrows M02」はSIMフリースマホとして、格安SIMとの組み合わせでオトクに使えるよう、3万円台の価格に抑えられたミドルレンジの1台だ。発売は昨年11月だが、今でも人気が高いモデルなので、今回ピックアップした。

背面にはおサイフケータイ対応を示すロゴが。今回はmineo限定のピンクのカラバリのモデルを用いている

 スペックを見ると、デイスプレーが5型有機EL(720×1280ドット)、CPUにSnapdragon 410(1.2GHz、クアッドコア)、メモリー2GB、内蔵ストレージは16GBと、ミドルレンジとしてはいたって普通だが、そこは背面にも「MADE IN JAPAN」とハッキリと記された国産スマホ。防水・防塵対応に加え、MIL規格準拠、おサイフケータイと日本のケータイユーザーが必要とする機能を備える。そのうえ、価格は約3万円強から購入できるとなれば、人気の高さも自然に感じる。

デザインはシンプルだが、国内メーカーらしく、機能が詰まっている

 サイズは約68.9×141×8.9mm、重さは149gと、5型端末としてはややぶ厚めだが標準的。カメラはリアが810万画素、フロントが240万画素、バッテリーは2330mAhと、これもまずまずの性能。また、バッテリーの持ちもウリで、“一般的な使い方”なら3日持つと公式サイトには明記されている。

 また、細かな機能面でもarrowsシリーズ譲り。相手の声が聞きやすい「スーパーはっきりボイス4」、歩数計をはじめとして健康管理が可能なトラッキング機能、さらに日本語入力には手書き入力にも対応した「Super ATOK ULTIAS」を搭載している。

 キャリア向けに多数のスマホを納入してきた富士通だけに、国内キャリアのネットワーク対応にも強味がある。LTE対応バンドが1/3/8/18/19/26で、ドコモ系のSIMはもちろん、mineoやUQ mobileなどau MVNOのSIM(VoLTE対応SIM)まで利用できる。そしてVoLTEでの音声通話はドコモ/auのどちらでも可能だ。

背面には富士通とarrowsのロゴが。そしてスマホではもはや希少な「MADE IN JAPAN」の文字! SIMはドコモ系のほか、au VoLTE対応SIMも利用可能

 カラバリはブラック、ホワイトの通常色に加え、ピンク(mineo)、ゴールド(楽天モバイル)、ロイヤルブルー(J:COM)の3色は各MVNOの専売モデルとなる。

両サイドにはハードキーとSIMスロットがある。微妙にラウンドしており持ちやすい

上部にはイヤホンジャック、下部にはmicroUSB端子。後者はキャップレスではないが、充電用のスタンドが標準添付で追加購入も可能なので、自宅と職場の両方に置くと便利だ

「arrows M02」アスキー編集部クロスレビュー


ドロイドさん「省く部分は省きつつ、防水防塵&FeliCa対応でこの価格は偉大」

以前は国内メーカーのSIMフリースマホ? と先入観を含む目で見てましたが、ごめんなさい。これはシンプルでいいスマホです。省けるところは省いて、それでいて日本のユーザーが求める部分はしっかり押さえて、実売3万円強。FeliCaがマストな人に格安SIMに移行するチャンスを提供したという意味でも大変偉大です。私的に購入したので、壊れるかどうかも含めて今後体験しようと思います。


スピーディー末岡「この値段で防水・防塵対応とかコスパ良すぎ!」

虹彩認証もなければ最新スペックでもない「arrows」なんて! と思っていたけど、いざ触ってみると完成度は高い。HD解像度だったりSnapdragon 410だったりするものの、その分2330mAhバッテリーでも、3日間使えると主張。実際に持ちは良い感じ。スペック的に3Dグリグリのゲームや高画質の動画などはやや厳しいが、それ以外なら不満はない。防水・防塵対応ももちろん◎。


ゆうこば「デザインはシンプルだが、おサイフケータイユーザーにオススメ!」

現在3機種あるFeliCa搭載SIMフリースマホの1機種。最近、モバイルSuicaも利用できるようになったため、おサイフケータイヘビーユーザーとしても購入候補に入る一品。防水・防塵性能や通話の音質補正機能は折り紙付き。パッと見のデザインはシンプルすぎてやや素っ気ない印象を受けたが、mineo限定のピンクはおとなしめの印象で、男性が持っていても違和感はないと思う。

富士通「arrows M02」の主なスペック
ディスプレー 5型有機EL
画面解像度 720×1280ドット
サイズ 約68.9×141×8.9mm
重量 約149g
CPU Snapdragon 410
1.2GHz(クアッドコア)
メモリー 2GB
ストレージ 16GB
外部ストレージ microSDHC(最大32GB)
OS Android 5.1
LTE対応 バンド:1/3/8/18/19/26
カメラ画素数 リア:8.1メガ/イン:2.4メガ
バッテリー容量 2330mAh
防水/防塵 ○/○
指紋センサー ×
SIM形状 nanoSIM×2
カラバリ ブラック、ホワイト、ピンク(mineo専用)、ゴールド(楽天モバイル専用)、ロイヤルブルー(J:COM専用)

私たちがレビューしています!
クロスレビュアー紹介


ドロイドさん ASCII.jpのスマホ班リーダー。会社員なのに自費で常に多数のスマホを契約中。料金・通信速度に加えて、端子部分のキャップがどうこうなど、スペック表に載らない違いなど細かな話が大好き。


スピーディー末岡さん ASCII.jp編集部所属。Androidユーザーのスピード狂。その名に恥じず速いものが大好きで、スマホはスペックからチェックするタイプ。ヘルメットを被っているのは、「俺はいつでも高速だから……」というよくわからない理由。座右の銘は「スペック良ければすべて良し!」


ゆうこばさん アスキーのウェブ&電子版そしてムックでモバイル分野を担当。キャリアスマホは常にXperiaで、現在の「Xperia Z5 Premium SO-03H」で5台目。外ではついウェブを見てしまうので、データ量的にもバッテリー的にもサブ端末として格安SIM運用のSIMフリースマホが欠かせない。常に飯テロ写真を撮り続けており、Googleマップに投稿し続けていたら、ようやく「ローカルガイド」のレベル4に昇格したのが最近のトピックス。

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