LGの合体式スマホ「LG G5」の発売が海外各国で始まっています。本体下部を脱着式にしてモジュールを取り付けるというギミックはスマホ本体の機能を別にしても気になりますね。他社がなかなかやらないこんなおもしろい製品を開発したLGですが、そういえば今年2月にバルセロナを訪問した時、LGの変態のルーツとも言える端末をいくつか見つけました。LG G5が出てきた背景のひとつでもある、そんな過去の製品を見てみましょう。
ヨーロッパ中から古い端末が集まってくるという、バルセロナの携帯通り。数十軒あるお店を回ると掘り出し物やら見たことも無い端末を発見できたりと、モバイラーにはなかなか楽しい通りです。今回は週間リスキー編集長のACCNと一緒に探索してみました。
なお、この通りは裏通り。治安うんぬんよりもそっち系の女性が立っているエリアもあるので、写真撮影は気を付けたいもの。ちなみに筆者の携帯電話コレクション1000台目をゲットしたのもここでした。奇しくもそれはLGのプラダフォン。ここはLGの掘り出し物が集まる通りなのかもしれません。
ということで通りにはいって早速1軒目の店の中になにやら見慣れぬものを発見。ひとまず入ってみることにしましょう。
最初に見つけたのはパナソニック製品
そしてLG製品もぞくぞくと……
そこに並んでいたのはパナソニックのケータイ「GD18」。デュアルSIMのGSMケータイですが「Panasonic」のロゴが懐かしさを感じさせます。中南米や旧東欧でよく売られているらしいですが、スペインの対岸のアフリカでも需要があることからここに流れてきているのかも。現地用の通話ケータイを買うならこんなのを買うのもおもしろそう。
パナソニックのケータイは珍しいようで現行モデルのためここではパス。ほかのお店を続けて回っていきます。どちらかといえば古めの端末が多く売られているので「おお!こんなのあった!」「懐かしい!」とショーケースを眺めるだけでも結構な時間がかかります。
そうしているうちに、とある店でLGのロゴの入った見慣れぬケータイを発見。さっそく出してもらうことにします。
そこで見つけたのはLGのストレート型ケータイ。よく見ると「3G For All」とあります。細かい背景は抜きにして、3Gの普及が新興国でも始まった2007年ころの製品。3Gを誰もが使えるようにと、低価格ながらもカラー液晶にメガピクセル級カメラを載せた「すべての人のためのケータイ」。当時フィーチャーフォンは2Gが全盛だっただけに、このケータイの登場は新興国で特に大きな歓迎を受けたことでしょう。恐らく海外SIMを入れればいまでも日本で3Gの電波をつかんで使えるはず。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります