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iMac導入は4期目12年を突破!

東大のiMacはハイパーバイザー型仮想化環境でEl CapitanとWindows 10が動く

2016年04月26日 08時15分更新

iMacだらけの実習室

 次に案内されたのは実習室。ここには約100台のiMacが導入されていました。

iMacだらけの実習室

1つの机に3台の21.5インチiMacが並ぶ過密度

 iMacのスペックは、21.5インチでCore i5 2.8GHzのモデル。4Kではない通常のiMacの上位モデルです。標準構成と異なるのが、メモリーが8GB→16GB、内蔵ストレージが1TB HDD→256GB SSDになっている点です。メモリーを倍増させて、HDDをSSDに変更しているのは、これらのマシンを今後4年間使うため。数年後のパフォーマンスを考えた末の仕様変更とのことでした。

4Kではない21.5インチiMacを導入。ストレージはSSD 256GB、メモリーは16GBにカスタマイズされています

 気になったのは入力デバイスです。Apple純正のテンキー付きキーボード「Apple Keyboard」はわかるのですが、マウスはなぜかエレコムの「M-S2ULBK/RS」でした。この点について、「なぜ無線(Bluetooth)ではないのか?」、「なぜ純正マウスではないのか?」と聞いてみました。すると無線でない理由は明快で「メンテナンスが4年間ほぼ不要。電池の入れ替えなどが必要ない」からということでした。純正マウスでない理由は、X-Window Systemを使うケースもあり、3ボタンマウスが必須だったということです。こちらも納得ですね。

X-Window Systemを使うこともあるため、3ボタンマウスが必須だったそうです

 あと、現行のiMacは光学式ドライブを搭載しないため、USB接続の光学式ドライブが10台に1台程度設置されていました。

 ここでワタクシはあることに気付きました。iMac背面にあるUSBポートには必ず3本のケーブルがつながっていることを。

実習室のiMacは4基あるUSBポートのうち3基が埋まっています

 一体なにが接続されているのか?ケーブルをたどってみると、1基目はApple純正キーボード、2基目はエレコムのマウス、3基目はUSB延長ケーブルでした。ちなみに、光学式ドライブが接続されているiMacについては4基目も埋まっていました。

キーボードとマウス、USB延長ケーブルは別々のUSBポートにつながっています

 USB延長ケーブルをつないでいるのは「背面にUSBポートがあると使いにくいから」という理由でしたが、純正キーボードにはUSBポートが左右に各1基あるはずなのにわざわざナゼ?電力が足りないことがあるからかな?とも思いましたが、担当者につっ込んでみたところ「純正キーボードのUSBポートはいろいろ問題があるから」とのことでした。あとで調べたら、この純正キーボードに純正Lightningケーブルを接続すると抜けなくなるという事象が発生していたようです。

純正キーボードに純正のLightningケーブルを接続すると抜けなくなるという事象が発生したことから、どうやらこれらのUSBポートの利用が禁じられていることがわかりました

 また、3台が並んでいるうち中央のiMacの上にはEIZOの液晶ディスプレーが設置されていました。こちらも担当者に突っ込んでみると、実習室が大きく後ろのほうの席だと教壇が見えづらいので、このディスプレーに教壇を映し出すとのことでした。

教壇を映すためのモニターはEIZO

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