アップルは現在、App Storeにおいて「防災関連アプリ」特設コーナーを公開しており、コミュニケーションアプリやニュース/天気、防災情報、地図/交通、医学、その他といったカテゴリー別で防災に関するアプリをまとめている。
本稿では、ぜひダウンロードしておきたいおススメのアプリを紹介したい。
LINE
すでに多くの人が利用しているコミュニケーションアプリ。本アプリでは、自分がいる現在地の住所と地図をトーク(メッセージ)画面から相手に送ることができる。また「ノート」機能を活用することで、避難場所や緊急時の対応といった大切な情報を書き留めてあとから見返すのに役立つ。加えてプロフィールに記載してある「ステータスメッセージ」に安否情報を書き込んでおき、今の自分の状況をみんなに知らせることも可能だ。
そのほかにも緊急時に役立つLINEの使い方が公式ブログで紹介されているので、あわせてチェックしてほしい。
すぐれん
緊急時にワンタップで「警察に電話(110番)」や「救急車を呼ぶ(119番)」ができるアプリ。家族や友人、かかりつけ医などの連絡先(電話番号、メールアドレス)も登録できる。あらかじめプロフィールに名前や性別、血液型、電話番号、病歴、アレルギーといった情報を登録しておけば、いざというときに役立つはず。
NHKネットラジオ らじるらじる
ネットで「ラジオ第1(R1)」「ラジオ第2(R2)」「FMの番組」が無料で聞けるライブストリーミングアプリ。ラジオ第1は大阪・近畿広域放送/名古屋・中京広域放送/東京・関東広域放送/仙台・宮城県域放送 、ラジオ第2は「全国向け共通番組」、FMは大阪・大阪府域放送/名古屋・愛知県域放送/東京・東京都域放送/仙台・宮城県域放送をそれぞれ提供している。
スマートニュース(SmartNews)
政治・経済やグルメ、エンタメ、スポーツなど、幅広いジャンルを網羅したニュースアプリ。アプリ独自のブラウザーが記事のキャッシュをあらかじめダウンロードしておく機能「スマートモード」を利用することで、ネット環境がないオフラインでも記事を読むことが可能。また現在、防災や避難、支援方法などに関する情報をまとめた「熊本地震 支援情報」チャンネルが臨時で開設されている。
Yahoo!防災速報
緊急地震速報や避難情報、豪雨情報、土砂災害情報、噴火情報などをいち早く知らせてくれるアプリ。位置情報やプッシュ通知機能を設定しておけば、災害が起こる前に重要な情報を入手できる。そのほか津波予報、河川の洪水、熱中症情報、防犯情報も確認できるスグレモノだ。
また、熊本地震に関連する情報およびライフライン情報についても常時、アプリ内で公開している。
防災情報 全国避難所ガイド
全国の自治体が定めた災害時の避難場所を収録したアプリ。現在地から一番近い避難場所を検索して案内する災害時用ナビゲーション機能を搭載している。本アプリは起動するとすぐに避難場所と地図を保存するため、オフライン環境でも使える。また避難勧告やJアラート(全国瞬時警報システム)、気象警報・地震情報などのLアラート(災害情報共有システム)も配信されるという。
災害用キット
NTTドコモが提供する災害用音声お届けサービス、災害用伝言版を利用するための専用アプリ。
災害用音声お届けサービスは、災害時に音声通話が繋がりにくくなった場合、繋がりやすいパケット通信を利用して安否などの情報を音声メッセージで届けるというもの。
au災害対策
「災害用伝言板」「災害用音声お届けサービス」「災害情報」など、大規模災害発生時に迅速な避難や安否確認を支援するサービス。あらかじめ指定した家族や知人に対して、災害用伝言板に登録されたことをメールで知らせる機能もある。
災害用伝言板
ソフトバンクが提供する「災害用伝言板」「災害用音声お届けサービス」を利用するためのアプリ。震度6弱以上の地震など、大規模災害が発生した場合に利用できる。
首相官邸アプリ
首相官邸のウェブサイトに掲載される新着情報や、総理についての更新情報などを確認できる。
そのほか、災害用ツイッターアカウントも公開されており、地震や台風など、首相官邸から災害・危機管理関連の政府活動について発信する「首相官邸(災害・危機管理情報)」、大規模災害が発生した際に消防関連情報を発信する「総務省消防庁」、災害時に自衛隊の派遣状況に関する情報を発信する「防衛省」、災害情報や防災・減災に関する情報を発信する「内閣府防災」がある。
ここで紹介したアプリやサービスをうまく活用して、防災・減災に役立ててほしい。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります