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同時に口に入れるとどうなるのっと

コーラ味のポテチとポテチ味のコーラを一緒に食べてみた

2016年04月01日 10時00分更新

 4月1日だからといって、安易につまらないウソをつくのは、どうなのか。もちろん、楽しめて、笑顔にさせられるウソは悪いものではありません。しかし、それだけでは物足りない。

 IT系メディアとして、たとえエイプリルフールだとしても、真実を伝えていく使命があると思います。

 今回は、コーラ味のポテトチップスと、ポテトチップス味のコーラがあります。この2つを、一緒に食べるとどうなるでしょう、というお話です。ホントのところ、どうなるのか。

こちらは「コーラ味のポテトチップス」

カラメル色素と香料が決め手なのか

 まず、カルビーの「ポテトチップス コーラ味」です。同社がナムコと共同開発したもので、クレーンゲームなどアミューズメント施設の景品として限定で登場しました。

 普通のポテトチップスですが、コーラの匂いがします。味もほんのりコーラです。駄菓子屋で売っているコーラを飲んだような感じです。不思議というか、なんというか、うーん。難しい味です。

こちらは「ポテトチップス味のコーラ」

たぶん香料が決め手です

 そして木村飲料の「ポテトチップス コーラ」です。ポテトチップスの風味が出るよう独自に開発したフレーバーを使用し、飲んだ後にまるでポテトチップスを食べたかのような感覚になるのが特徴のコーラ。こちらもアミューズメント施設の景品として限定登場したものです。

 コーラなのですが、かすかにイモの香りが漂います。ポテチというよりはイモの雰囲気がするコーラです。味はかなりコーラなのですが、なぜか匂いはそれなりにイモです。飲み終わったあとに、コーラ以外の何かを口に含んだような感覚に襲われます。これまた不思議な雰囲気です。

一緒に食べます。それがテーマなので

 コーラ味のポテトチップスとポテトチップス味のコーラの特徴がわかったところで、一緒に食べてみます。

テンションが高いです。前髪にもそれが現れています

まずポテチを口に入れて

コーラを飲みます

なんてことだ……なんてことだ……

 結論から言うと、特に味が相殺されたり、なにかしらの相乗効果が生まれたわけではありませんでした。むしろ、あまり肯定的な感想は持てないというか、うまくいってない感じが強いです。とても個性的な2人が並んで歩いていて、コンビとしてのバランスが取れているかというと、そうでもない、というか。

 少なくとも普通のコーラと普通のポテチより、相性はよくないと感じました。

 とはいえ、筆者の味覚がおかしいだけかもしれません。「食べてるものがおかしいだろ! いい加減にしろ!」というご意見もあるかとは思いますが。そこで、編集部にたまたまいたサンキュー鈴木にも体験してもらいました。

「ちょっと変わってますね……」と言いながら両方を口に運ぶ

ウッ……

 ポテチに関しては、「自分としては、まず単純にポテチのよさがほぼ失われてしまっていると感じる」「しょっぱいのがポテトチップスのよさと思っているが、これはベタッと甘い」とのこと。

 コーラに関しては、「30円ぐらいで売っている輸入コーラに似た感じで悪くない」と好評価。一緒に食べた感想は「ぐちゃっとした。強さとしてはポテチの勝ち。まあ食べる側としては負けなんですけど」だそうです。

 サンプル数は多いに越したことはないでしょう。齢30を超えて大人の食を知り尽くしている(かどうか定かではありませんが)盛田にも試してもらいました。

席が筆者の隣というだけで被験体になった編集部・盛田

「ダメじゃない? コレ」

 ポテチに関しては、「コーラのスパイスを再現している努力は伝わった」「香りが異臭、あっコーラかもしれないみたいな雰囲気はある」「食べてみると『あっすいませんでした』みたいな気分になる」「おすすめです」。

 コーラに関しては、「完全な異臭がする」「ポテチと言われたら『何味だよ! 何味のポテチだよ!』と返す」「おすすめです」とのこと。一緒に食べた感想は「マックスです」だそうです。

 そういえば、サンキュー鈴木も盛田も、食べる前に「ウソだろ」とつぶやいていました。エイプリルフールのジョークだと考えたのかもしれません。

 しかし、ここに書かれていることはすべて、本当の話なのです……。

コジマ

1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。生来の不器用さと心配性を周りからツッコまれつつ、原稿や取材などと格闘している。

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