週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

BABYMETALの新譜をイイ音で聴くならソニーのウォークマン【超お役立ち】

2016年03月31日 11時00分更新

週刊アスキー連動【超お役立ち】特集

3月18日発売の「週刊アスキー」特別編集ムックは2016春の超お役立ち特大号!! ASCII.jpでは誌面連動特集として、誌面に載せきれなかった大量のお役立ち知識を掲載します。編集部秘蔵のお役立ちフォルダーが火を吹きますぜ。

メタルはいい音&爆音で聴きたい!
そんなメイトに勧めたい「NW-A20」

 以前、BABYMETALのライブのチケットがほしいという記事を書いたら、内からも外からもすっかりベビメタおじさん扱いされているスピーディー末岡 Death!

photo:Taku Fujii

 突然ですけど、先日同窓会があったんですが、そこで20年ぶりくらいに会った友人がいて。そろそろ同窓会も終盤ってときにその彼が「実は家族にも言ってないんだけど……」と切り出し始めたので、みんな「センテンススプリング的な何か?」とザワザワしたんですが、「最近BABYMETALにハマっちゃってさあ」とカミングアウト。彼はBABYMETALの子たちと同い年くらいの娘いるのでほかの友人はドン引きでしたが、私とは意気投合し朝まで飲み歩きました。

 そんなこんなで世界中のオジサンたちをトリコにしているBABYMETALですが、4月1日に2年ぶりのニューアルバム「METAL RESISTANCE」が発売されます(場所によってはすでに売ってますが)。大御所メタルバンドのようなスパンで2ndアルバムのリリースなわけですが、恐らく世界中で話題になるであろう作品なので、ファンとしても万全の体制で聴きたいところ。

 ところで先日、グレースノートの発表会でこんな資料が紹介されました。

たしかにクルマを運転しているときは、ずっと音楽をかけっぱなしだ

 週25時間のうち、25%は車内で聴かれているということは、あとの75%は家だったりクルマ以外の移動中でしょう。通勤通学中に音楽を聴くという人はかなり多いと思います。私もクルマに乗るほうですが、やっぱり音楽を聴いている時間は仕事の移動中が多いですね。逆に家ではほとんど聴きません。家で音楽を聴く環境を整えるとそれなりの金額がかかるし、集合住宅に爆音は厳しい。

 前振りが長くなりましたが、スピーディー末岡がお役立ちアイテムとして紹介したいはソニーのウォークマン「NW-A20」シリーズ! 半年くらい前に出たモデルなので、ちょっと古いんですけどまだまだ現役です。

私が購入したのは16GBモデルでハイレゾ対応イヤフォンが付属しない「NW-A25」

毎日持ち歩くので、シリコンケースと保護フィルムを貼って使っている

 BABYMETALの2ndアルバム「METAL RESISTANCE」はハイレゾ対応が発表されていませんが、もしかしたらという先を見越して最低限ハイレゾ対応は必須といえます。しかもNW-A20には、ハイレゾ音源じゃなくてもアップスケーリングしてハイレゾ相当の音質にしてくれる「DSEE HX」という機能があります。ほかにも、ハイレゾ音源の高音域からノイズを除去してくれる「S-Master HX」なんて機能も搭載しています。

ハイレゾ音源がもっと増えてくれればいいのだが、現在宝の持ち腐れ中。BABYMETALのハイレゾはよ!

 私はNW-A20にイヤフォンはShureのSE535という環境で使っています。今のところハイレゾ音源を1曲も持っていないので単純な比較はできないのですが、DSEE HXをオンにするだけで一気に音の解像感が広がります。例えば30~40年前の曲はリマスタリングでもされていない限り、音がちょっと薄く感じるでしょう。そんな曲でもDSEE HXを適用すれば現代の曲を同じような音圧になります。このあたりの感じ方は個人の好みかもしれませんが。

感覚的にはDSEE HXとClearAudio+を両方オンにしたほうが、音の広がりがある。なお、ClearAudio+をオンにしていると、各種音質設定(イコライザー)はイジれない

 ただ、最近の楽曲は最初から情報量が多くレコーディングされているので、大きな違いは感じられないかもしれません。BABYMETALの1stアルバムを320kbpsでエンコードして聴いていますが、ちょっと低音が良くなったかな? というレベルです。しかし、イコライザーを自動調整してくれる「ClearAudio+」という機能をオンにすれば、音の広がりが一気に変わります。好みにもよりますが、両方の機能をオンにしたほうがいいでしょう。

 性能以外だとサイズ感がいいんです。横43.6×縦109×薄さ8.7mmに重さ66g。片手で握れるこのサイズは、バッグでもズボンのポッケでも入れられます。持ち運びは非常に便利。それこそ、ウェンブリーでも、ZeppTokyoでも、東京ドームでもどこでも一緒です。ポータブルオーディオやスマホの悩みといえばバッテリーですが、容量こそ明かされていないものの、スペック表によると128kbpsのMP3再生時(デジタルノイズキャンセリングオン)で43時間とのこと。先日のスペイン出張にも持っていきましたが、東京からパリまでの13時間連続で聴いていても、バッテリーは半分を切りませんでした。

コンパクトで軽く、すっぽり握れる。今までiPod Classicを使っていたが、ほぼ半分になった感じ

右側がフラッグシップの「NW-ZX2」。サイズが全然違う!(お値段も)

 ハイレゾ対応のウォークマンであれば、フラッグシップのZXシリーズがあるのですが、そこをあえてNW-A20シリーズを紹介したのは、やはり価格と性能のバランスです。ZXシリーズは性能もいいですが、値段も高価で「NW-ZX2」なんて約12万円です(ソニーストア調べ)。それに比べてNW-A20シリーズは2万2000円からという価格設定なのです。ストレージ容量と専用イヤホン付属の有無で値段は変わってきますが、ストレージ16GBのイヤホンナシだったら2万2880円です。外部ストレージが使えるので、私は最安値のモデルを購入し、64GBのmicroSDカードを挿入して使っています。

内蔵ストレージが足りないならmicroSDカードを使えばいいじゃない!(最大128GBのmicroSDXCまで対応)

 困った点はUIがわかりづらいことと、検索性がよくないこと、ハイレゾ音源がちょっと高いことくらいでしょうか。UIはAndroidではなく、ウォークマン独自のものなので慣れが必要です。また検索性もさすがに6000曲近く入れていると、目的の曲に辿り着くまで時間がかかります。PCのような検索ができればいいのですが、これはiPodでも同じで、ポータブルオーディオの宿命かもしれません。

 また、ハイレゾ音源は普通の音源と比べてかなり高価なので、そうとうお気に入りのアーティストじゃないと手を出しにくいと思います。音質は段違いなんですけど……。私もBABYMETALとマイケル・ジャクソン以外はちょっと二の足を踏んでしまいますし。こればっかりは、もっとハイレゾ音源が増えてシェアが伸びない限りは難しいでしょう。

 このようなマイナス点を差し引いても、ウォークマン「NW-A20」は買いだと思います。全世界待望のBABYMETALのニューアルバムを、さらにパワーアップしたSU-METALの美声を、いい音で聴こうではありませんか! そしてトイズファクトリーさん、ぜひハイレゾ音源の配信をお願いします!

追記※スピーディーは先日タワーレコードの出陣式に参加して超先行でアルバムを入手し、すでにヘビロテ中です。

photo:Taku Fujii

アルバムといっしょに週アスも買おう


スピーディー末岡

 ASCII.jp編集部所属。Androidユーザーのスピード狂。その名に恥じず速いものが大好きで、スマホはスペックからチェックするタイプ。ヘルメットを被っているのは、「俺はいつでも高速だから……」というよくわからない理由。速さを求めるあまり、レースチーム「グッドスマイルレーシング」にも所属している。BABYMETALのウェンブリー公演ライブビューイングは会員限定に落選したものの、イー・プラス先行にはなんとか引っかかった。しかし、会員限定ライブは両日落選し、失意のどん底にある。


週刊アスキー特別編集 2016春の超お役立特大号

またもや紙で登場!「週刊アスキー」特別編集

タブレットにPC、スマホにAV家電まで
激安から超高性能どれを買うのが正解!?
春のデジモノいいとこどり2016

●電力自由化時代の歩き方
●格安SIMスタートガイド
●今さら聞けないiPhone 6s大全
●初めてのドローン購入ガイド10機種 ほか
【特別付録】秋葉原最新ガイドマップ

■判型:A4変、152ページ
■ISBN:978-4-04-865631-3
■発売:2016年3月18日(金)
■定価:690円
■販売店:全国の書店、コンビニ、ネット書店など


■Amazon.co.jpで購入
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事