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グーグルの「Nearby API」を活用

iPhone・Android間でデジタル名刺交換が可能に!「Eight」がアップデート

2016年03月11日 14時00分更新

 Sansanは、個人向け名刺管理サービス「Eight」のスマホアプリのアップデートを実施。異なるOS間でもオンライン名刺の交換が可能になりました。本機能の利用料金は無料、iOS 8.0、Android 4.0.4以降で利用できます。

 Eightは、受け取った紙の名刺をスマホやドキュメントスキャナーで読み取り管理ができるほか、名刺交換をした相手もEightを利用している場合は、SNSのようにつながり、転職や部署の変更などといったお知らせが通知されるサービスです。

本機能を使えば紙の名刺が無くても、複数の仕事相手と一気に名刺を交換できる

 今回追加された「オンライン名刺刺交換機能」は、スマホさえあれば名刺を交換できる機能で、紙の名刺を切らしているときや大人数で名刺を交換する機会などで役立ちます。

 いままでもiOS間では「Airdrop」、Android間では「NFC」でデジタル名刺の交換は可能でしたが、異なるOS間での交換はできませんでした。しかし、今回は「近くのユーザーを検索」「QRコードの表示」「メールでの送信」で名刺交換を行なうため、iPhoneとAndroid間でも利用できるようになりました。なお、「近くのユーザーを検索」機能はグーグルの近接通信技術「Nearby API」で実装されているため、WiFiやBluetooth、超音波が活用されます。

オンライン名刺交換機能は、3種類の方法が用意されている

「近くのユーザーを検索」を実行した場合の画面

同じく「近くのユーザーを検索」を実行した人が画面上に表示され、名刺を交換する(Eightでつながる)ことができる

QRコードを表示して、交換することもできる

 ビジネスマナーなどが気になる実際の現場で、今回の機能が使われることはまだ少ないかもしれません。個人的には、名刺を忘れたり切らしたりすることが多いので、発表会や懇親会の受付では、Eight用のターミナルなどが将来設置され、スマホさえあれば容易に取材現場に入れるようになる、と言った用途も期待できるのではと思っています。

 Eightは先述した名刺管理の機能以外にも、つながった人々との情報交換に使える「ニュースフィード機能」や名刺とキャリアサマリーなどが確認できる「プロフィールページ」を実装するなど、「ビジネス専用SNS」としての色が強くなっています。名刺交換は日本の根強い習慣としていまも行なわれていますが、Eightのような取り組みにより、よりスマートなものに変わっていくのかもしれません。現在利用されている方および利用を検討している方は、ぜひ活用してみてください。

Eightのプロフィールページ。他のSNSと雰囲気は同じ

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