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Sansanの法人向けサービスに特化した連携機能とPFU独自機能を両立

ScanSnapに名刺管理のSansanモデルが登場、スマホとつなげて簡単操作

2016年05月26日 15時34分更新

PFU 代表取締役社長の長谷川清氏(左)とSansan 代表取締役社長の寺田親弘氏(右)

 5月26日、PFUとSansanは、PFU製ドキュメントスキャナー「ScanSnap iX500」とSansanの法人向け名刺管理サービスのコラボレーションモデル「ScanSnap iX500 Sansan Edition」を発表しました。本日よりPFUの直販サイトや家電量販店などで発売を開始。直販価格は5万9400円です。

名刺管理サービスを快適に使える特別機能を搭載

型番は「FI-IX500SE」。WindowsとMacに対応し、Nuance製のPDF作成ソフトが付属する

同梱品は本体のほか、電源ケーブル、USB 3.0ケーブル、セットアップガイド、A3キャリアシートなど

外観は通常版のScanSnap iX500とほぼ同じ。「ScanSnap Evernote Edition」とは異なり、正面のロゴ以外のデザイン的な差異はない

使い方を説明する本体用シールが付属されており、オフィスでの共有時はこの手順に沿って実行すればいい

 Sansanは、社名と同名の法人向け名刺管理サービスを展開しており、最近では個人向け名刺管理・SNSサービス「Eight」も提供しています。

 今回のScanSnap iX500 Sansan Editionは、法人向けサービス「Sansan スマートフォンプラン」と連携する特別モードがインストール。アクセスポイントなしでもiPhoneおよびAndroidスマホのSansanアプリとiX500 ScanSnap Editionを直接Wi-Fiで接続し、名刺の読み取りが可能。iX500 ScanSnap Editionのフタを閉じる度にユーザー情報がリセットされる仕組みになっているため、オフィス内の複数ユーザー間でiX500 ScanSnap Editionを共有できます(USB 3.0によるPCとの接続、アクセスポイント経由での接続・送信も対応)。なお、PFUのクラウドサービス「ScanSnap Cloud」などiX500自体の機能も使うことができます。

スマホとiX500 Sansan Editionを直接つないで、名刺をSansanのクラウドにアップできる

スキャンしたデータはOCRとSansanの人力入力のハイブリッドでデータベース化される

 PFUとSansanは、大企業向けにはレンタルスキャナーオプションでの提供や、個人向けには喫茶店などのコワーキングスペースなどに設置する専用機「ScanSnap for Eight」などで協業してきましたが、今回のモデルは中小企業、スタートアップ企業、個人事業主がターゲット。Sansanの500枚分の名刺保管ライセンスがバンドルされた製品になります。500枚以上の名刺を管理する場合は、1社あたり月額1万円(5000枚追加)、月額1万8000円(1万枚追加)などのプランにアップグレード可能。Sansan スマートフォンプランは1社ごとのライセンスとなるため、ユーザー数は無制限。社内によく名刺交換をする営業職とあまり名刺を使わない事務職のメンバーが混在していたとしてもおトクに利用できます。

名刺500枚分の「Sansanスマートフォンプラン」はiX500 Sansan Editionにバンドル。より多くの名刺を管理したい場合は、有料プランにアップグレードできる

 個人での単なる名刺管理ならば「Eight」の機能で必要十分ではありますが、社内で名刺データを一元管理し、営業機会の創出やEメールやダイレクトメール発送に使うデータベースとして使用したりなど、名刺情報の二次利用を考えているならば、法人向け「Sansan」にアドバンテージがあると言えます。名刺や書類の電子化を考えている方はぜひ検討してみてください。

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