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視線移動を減らせる自転車用レーザープロジェクター「Polaris」

2016年03月08日 14時00分更新

 走行速度や曲がる方向を指示する自転車用GPS搭載ナビは多々あるものの、メーター自体の表示サイズが小さく、さらに自転車のハンドルやステム(ハンドル取付部)に設置するため、確認のたびに大きく視線を移動させる必要があるのが少々危険。

 この視線移動を最小限にするためのHMD(ヘッドマウントティスプレー)はGarminの「Varia Vision」や「Recon Jet」などがあるものの、価格が少々お高めだったり接続機器が限定されるなどの問題がある。

自転車用レーザープロジェクター「Polaris」

 クラウドファンディングIndiegogoで資金調達中の「Polaris」は、自転車の進行方向3m先に大きさ70cmで走行速度や曲がる方向などを投影するレーザープロジェクター。レーザー光を採用する理由は、遠距離投影時にLEDよりも視認性が高く、くっきりと情報を投影できるため。スーパーアーリーバード枠の価格は169ドル(約1万9200円)で、日本までの送料は+10ドル(約1130円)。

 容量2000mAhのバッテリーを搭載する「Polaris」は6~8時間動作。本体には3軸加速度センサーが搭載されており、一定時間停止すると投影をオフにできる。また、投影する角度がユーザーが設定した制限を超えた際にもオフにできる。この制限角度はユーザーがオプションでカスタマイズ可能。ヘルメットやセグウェイなどに「Polaris」を設置した場合に役立つ機能だ。

 本体は防水仕様でAndroidおよびiOS用専用アプリを用意。アプリは本体設定の変更のほか、走行記録や走行ルート提案機能も提供する。「Polaris」には自転車マウント用のブラケットが付属。出荷予定は2016年5月。レーザー機器ということで日本に直接発送できるかは少々不安だが、視点移動が減ればそれだけ走行時の安全性も向上する。なかなかおもしろいアイデアのガジェットだ。


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