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日本酒に合いそうな料理がいっぱいでした(酒好きの視点)

サーモン食べ放題!!日本唯一のスウェーデン・ブッフェで酩酊してきた

2016年03月17日 11時00分更新

スウェーデンの伝統的なお酒、アクアビット! 強いっっ!!

 飲み物は別料金になります。ですが、お酒を頼むなら、必ず飲んでおきたいのがスウェーデンの代表的な酒のひとつの「アクアビット」。原材料はなんとジャガイモです。

アクアビットを注文したところ、瓶がこのように凍った状態で出てきました。お酒の度数が強いので冷凍庫に入れても中身は凍らないとのことです。

オレンジがかった色のものは、樽熟成させたアクアビット。香りも強烈なので香りだけでクラクラしそうです。

 アクアビットのアルコール度数は40度前後と高め。ストレートで飲むと量こそ少量ですが、ひと口で流すとあっという間に酔っぱらいそうです。舐めるようにしていただきましょう。

強い!! ウマイ!! 強い!!

 酒好き歓喜!! とてもおいしいです、アクアビット。

 先ほど、ニシン料理は日本酒に合いそうと書きましたが、実はアクアビットにも合う、めちゃくちゃ合う。スウェーデンの料理はお酒に合うように作られているんじゃないかと思うくらい。

 このアクアビットは祝いの席で登場する伝統的なお酒ということで、一般的な食中酒というよりはプレミアムなお酒だそうです。レストラン ストックホルムを祝い事で利用した時には、なお飲んでおきたいです。

サーモン、ミートボール、イモの料理もおいしい!!

 北欧といえばサーモンを思い浮かべる人も多いと思います。スモーガスボードにはサーモンのマリネなどサーモン料理も豊富。サーモン好きにはたまりませんね。

サーモンのマリネ。味付けがまろやかで、サーモンの新鮮なおいしさが引き立っていました。

 お皿の手前にあるのは、サーモンのケーキ。ケーキというので甘いものを想像していましたが、適度に塩っけがあり食事としてちょうど良かったです。キッシュに近いですね。

 有名な料理のひとつはミートボールですが、日本で食べるミートボールとちょっと違うのがミソ。コケモモ(リンゴンベリー)の甘いジャムをつけて食べるのですよね。独特でした。

ギュッと詰まった感じのミートボールでした。香辛料もしっかりしていて、日本で食べる感覚とはちょっと違います。

 スウェーデンの主食はジャガイモ。なので、ジャガイモの料理もおいしいです。

「ヤンソンの誘惑」という変わった名前の料理は、ホクホクのジャガイモにアンチョビがかかっています。名前の由来は、聖職者のヤンソンが禁忌である動物性のアンチョビが乗っているのに関わらず、「おいしそう、食べたい」という誘惑に負けて食べてしまったというエピソード。それだけおいしいということですよね。

「ヤンソンの誘惑」という名前のジャガイモ料理。たっぷりかかったアンチョビがとてもおいしく、これは確かに誘惑に負けちゃいます。

主食である茹でジャガイモ。私としては、スウェーデンの主食がジャガイモと初めて知ったので、勉強になりました。

 ゆで卵に食材を乗せたものもスウェーデンらしい料理のひとつです。

ゆで卵の上にキャビアが! おいしかったです。

ビールもおいしい、リキュールもおいしい!!

 ビールは、スウェーデンとオーストリアの両国に拠点を持つフライングブルワリーのものがありました。ラドラーなどはアルコール度数も低めでさっぱりした味のため、グビグビと飲めちゃいます。

かわいい絵柄がラベルのフライングブルワリーのビール。

 なんでもスウェーデンの人は、先ほど紹介したアクアビットなど度数の強いお酒の間に、チェイサーとしてビールを飲むとか……。お酒が強いお国柄なんですね!

カンパーイ!!

最後は瓶のままゴクゴク飲みました。

 食後にはデザート代わりに「ラポニア プオルッカ」を飲みました。フィンランド産のリンゴンベリーリキュールです。本来は食前酒ですが、甘いので食後にもいいでしょう。

リンゴンベリーリキュール「ラポニア プオルッカ」。とても!! おいしかったです!! 取り寄せたい。

 こちらは……、度を越えたおいしさでした。甘いけど、強烈で、芳香があって、品があって。酒好きの私としては夢見るような味わいでした。飲み方はロックなど選べますが、酒が好きだという人はぜひストレートで飲んでこの味わいを真っ直ぐに体験してほしい!

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