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マルチコプター特有の風切音を音声処理で検出

パナソニック、300m先のドローン飛来を音で検知するシステム

2016年03月04日 16時06分更新

ドローン検知システム

 パナソニックは3月4日、飛行中のドローンを音で検知するシステムを発表した。3月7日よりシステムの受注を開始する。

 新開発の32チャンネル集音アレイマイクとIP対応全方位カメラとを組み合わせ、音声処理技術と映像監視技術を導入することで 約300m先から飛来するドローンを検知、カメラによって確認することができるという。搭載する全方位カメラのほか、パン・チルト・ズームする監視カメラシステムとの連携も可能。

システム構成図(左)、音から方位を検出するしくみ(右)

 距離1mで85dBSPL以上の音を発生するものであれば捉えることが可能。また、集音マイクとカメラによって通常時の周辺ノイズを可視化・マッピングすることにより、騒音を除去して飛来ドローンを捉える事が可能。ドローンの検知は複数ローター特有の回転音、風切り音を信号処理で検出し、いわゆるマルチコプター型に対応する(ラジコン飛行機のような固定翼機の検知能力は不明)。

あらかじめ周辺の環境ノイズを可視化することができる 

 可搬性のあるユニットで構成されており、期間限定のイベントなどにも利用しやすい。価格はオープンプライス。

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