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「iPad Pro」と「Surface Pro 4」は“何に使う”のか?

2016年03月07日 10時00分更新

アプローチが異なる製品のため性能比較はほぼ無意味
エンタメ用途はiPad Proがやや有利か

 OSの仕様が異なるうえにアプリの作りも異なるため、スペックを比較する必要性は低いのだが、比べるとするならばサイズと重量、ストレージ容量になるだろうか。ストレージはレスポンス重視でSSDを選択していることもあり容量は少なめ。この点はクラウドサービスや外付けHDDの利用が前提で、最近のモバイルノートPCと同じアプローチだ。

  Surface Pro 4 iPad Pro
OS Windows 10 Pro iOS 9
ディスプレー 12.3型(2736×1824ドット、267ppi) 12.9型(2732×2048ドット、264ppi)
CPU Intel Core m3/Core i5/Core i7 Apple A9X+M9モーションコプロセッサ
メモリー 4GB/8GB/16GB 4GB
ストレージ 128GB/256GB/512GB 32GB/128GB
カメラ 800万画素(インカメラ500万画素) 800万画素(インカメラ120万画素)
バッテリー駆動時間 約9時間(動画再生時) 約10時間(動画再生時)
無線LAN 11a/b/g/n/ac
インターフェース USB3.0、microSDカードスロット、MiniDisplayPort
イヤフォン端子、SurfaceConnectほか
Lightning、イヤフォン端子、Smart Connettor
サイズ 292.1×201.4×8.4mm 305.7×220.6×6.9mm
重量 約766~786g 約713~723g
指紋認証 なし Touch ID
セルラー版 なし あり(128GB)
スタイラス Surface ペン(付属) Apple Pencil(別売)
Officeアプリ Office Premium Home & Business プラス
Office 365 サービス
なし

 エンタメ部分で異なる点としては、Surface Pro 4がステレオスピーカーであるのに対して、iPad Proはクアッドスピーカー(上部ふたつは高音・中音、下部ふたつは低音)である点。動画をダラダラっと楽しむのであれば、iPad Proはかなり快適だ。もちろん、すでにあるPCで作成した動画をラクに鑑賞したいと考える場合はSurface Pro 4だ。このあたりは、汎用性第一なWindowsである部分が有利に働く。

iPad Proは四隅にスピーカーを備えている

 補助入力デバイスとして「ペン」がある。指先でのタップの代わりに、ペンでタッチといった操作は2製品とも対応しているというか、ほぼ前提に近い雰囲気もある。筆圧にも対応しており、対応アプリケーションでは手描きメモを作成することもできるといった部分も共通。細かい部分で機能差はあるのだが、操作する、メモをするといったレベルでは大きく影響しない。

それぞれペン(ペンシル)操作にも対応する

Surfaceペンは単4形乾電池で動作する

Apple Pencilはリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、iPad Proに接続して充電する

 先に少し触れているが、マルチタスクを見るとWindowsを搭載するSurface Pro 4は、いつものWindowsのようにウィンドウを開いていけるため、並列作業を得意としている。iPad ProもSlide OverとSplit Viewのふたつの機能があるため、対応するアプリのみになるが、ふたつのアプリを同時に操作したり、一時的に異なるアプリを参照したりといったことが可能だ。

画像左がSplit View、画像右がSlide Over

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