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電玉、ネット対戦もできるIoT時代のリアルけん玉

2016年03月08日 07時00分更新

「ガチっとスタートアップ」は、ガチ鈴木が日々の取材で見つけたスタートアップの中から、個人的にググッときたサービス、プロダクトを紹介するコーナーである。

『電玉』はセンサー、ブルートゥースを内蔵した新世代のIoTリアルけん玉だ。スマートフォンをとおしてネットワークにつながり、離れた場所にいる人と、対戦ができる。

 au未来研究所ハッカソンでアイデアが生まれ、KDDI ∞ Labo(ムゲンラボ)のハードウェアプログラム1期に採択されたスタートアップの開発チーム”電玉”が作成している。2016年2月22日に開催された、KDDIムゲンラボのデモデイではオーディエンス賞を獲得した注目のプロダクトだ。

 センサーを搭載しているので、飛行機や灯台などといったけん玉の技を、動きや傾きから検出できる。技を競うゲームでは、難しい技を決めると相手のけん玉が振動して邪魔するといった、まるでぷよぷよのような対戦ゲームが可能になる。

 電玉は現在、クラウドファンディングサイト“Makuake”にて先行販売を行なっている。一般販売価格1万3000円のところ、9900円と早期割引を実施、10月中旬に発送予定だ。

 いまやけん玉はグローバルに広がり、世界大会も開かれている。日本は抜かれており、アメリカに強いプレーヤーが多いという。将来、世界の強敵と戦う、電玉を使った世界大会など夢が広がりそうだ。

 今後はAPI、開発環境を公開して、アプリ開発によるプラットフォームとしても展開する予定だ。

■関連サイト
電玉(Makuake)

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