スマホユーザーにしっかりとブランドストーリーや製品の宣伝を見せたい。Facebookがその期待にこたえるかのような「贅沢な」広告を提供し始めた。
Facebookは2月25日(現地時間)、モバイル専用の「キャンバス広告」をリリースした。日本でもスタートしており、企業規模の大小に関わらず出稿可能だ。
キャンバス広告は、ユーザーが広告をタップすると全画面表示になり、映像がスタートしたり、写真を表示させて、製品の紹介やブランド訴求ができる。
これまでFacebookが提供してきた広告との大きな違いは、「最初に全画面表示になること」、そして「広告手法を組み合わせて展開できること」。
後者については以下の手法を組み合わせることができる。
動画
カルーセル(写真を複数枚横に並べ、ユーザーにスライドしてもらう)
シネマトグラフ(静止画の一部分だけを動かして目を引かせる表現手法)
チルト(パノラマ写真)
これらの素材を好きな順番で好きなだけで表示し、広告を展開できるようになった。
たとえばハンバーガーチェーンのウェンディーズは全画面表示のあと、チルト→動画→カルーセル→シネマトグラフ→自社サイトへの誘導、という展開をしている。
バーバリーは全画面表示→チルト→シネマトグラフ→カルーセル→バーバリーのサイトへ展開している。
ASUSの広告はとてもシンプルに作られている。
キャンバス広告はすべての手法をもちろん使え、逆に少ない展開で印象を付けることも可能だという。「広告主にストーリーを自由に描いてもらいたいから『キャンバス』としている」そうだ。
広告表示はiOS/Androidアプリ向け。なお、広告の料金体系については明らかになっていない。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります