さらば、Xperia Z、C、Eシリーズ!? そしてどうなるPremium
Xperia X PerformanceとZ5 Premiumをスペックで比較!
みなさん、こんにちは。Xperia大好きと言い続けているアスキー編集者のゆうこばです。MWC 2016の初日に行なわれたプレスカンファレンスにおいて、ついにXperiaの新モデル「Xperia X」シリーズの3モデルが発表されました。そのうち、「Xperia X Performance」は日本での展開予定だというのも明らかになっております。
ソニモバのスマホはすべて「Xperia X」に?
スペック比較でシリーズ名変更の意味
最新情報を追いかけていた方のなかには「あれ? 上位機種のXperia X Performanceって4K解像度液晶じゃないの?」と思った方もいるかもしれません。自分も実際に世界初の4Kスマホ「Xperia Z5 Premium SO-03H」を買っていますし、そう思いました。なので、まずはスペックのおさらいです。比較表をドン。
Xperia XA | Xperia X | Xperia X Performance | Xperia Z5 Premium SO-03H(既存機種) | |
---|---|---|---|---|
ディスプレー | 5型液晶 | 5.5型液晶 | ||
画面解像度 | 720×1280ドット | 1080×1920ドット | 2160×3840ドット | |
サイズ | 66.8×143.6 ×7.9mm |
69.4×142.7 ×7.9mm |
70.4×143.7 ×8.7mm |
76×154 ×7.8mm |
重量 | 約137.4g | 約153g | 約165g | 約181g |
CPU | Mediatek Helio P10 MT6755(オクタコア) |
Snapdragon 650 (ヘキサコア) |
Snapdragon 820 (クアッドコア) |
Snapdragon 810 (オクタコア) |
メモリー | 2GB | 3GB | ||
ストレージ | 16GB | 32GB | ||
外部メモリー | microSDXC(最大200GB) | |||
カメラ | リア:13メガ イン:8メガ |
リア:23メガ イン:13メガ |
リア:23メガ イン:5.1メガ |
|
OS | Android 6.0 | Android 5.1 (6.0アプデ対応予定) |
||
バッテリー容量 | 2300mAh | 2620mAh | 2700mAh | 3430mAh |
指紋認証 | ○ | |||
防水/防塵 | ─/─ | IPX5、8/IP6X | ||
カラバリ | White、Graphite Black、Lime Gold、Rose Gold | Chrome、Black |
同じ「Xシリーズ」といえど、スペックは大きく異なるのがわかります。とくにCPUを見てみれば明白ですが、XAはミドルレンジ、X無印はミドルハイ、そしてX Performanceはハイエンドといった具合。
X PerformanceとXを比べてみると、CPU・GPU性能の違い、そして防水防塵性能の有無が目立ちます。日本では一般的な「Xperia Z」シリーズでは全機種防水防塵機能を完備しているため奇妙に思えるところですが、海外で展開されていた「Cシリーズ」や「Eシリーズ」には非対応機種が多かったので、実はそこまで驚くほどではありません。考えられる候補としては、CやEシリーズがXシリーズに統合されたのかもしれません。もしくは、今回同時に発表された「Xperia Ear」などのコンセプト製品のことを考えると……。
「Xperia」 → ソニーモバイルが展開するスマートデバイス全般
「Xperia X」 → ソニーモバイルが展開するスマートフォン・タブレット製品
というように区別するのかもしれません。妄想の域は超えませんが、今後グローバルを含めて同社の出す製品群をチェックしていけば明らかになるでしょう。
「Premium」ランクのXシリーズでも出てくる?
少し脱線してしまいましたが、現行機種Z5 Premiumとの違いを見てみましょう。X PerformanceがZ5 Premiumより優位な点は単純にCPUになります。X Performanceは最新の「Snapdragon 820」を搭載。発表当初のリファレンス機とZ5との比較記事によれば、グラフィック性能では3倍弱もの差が出る場合もあり、3Dグラフィックを多用するゲームなどを利用する場合などは違いが出ます。また、インカメラも大幅に高精細化しており、自撮り用途では違いが如実に出そうです。
留意点としては、厚みが増した割にバッテリーが大幅に削減されている点。Z5 Premiumは筐体が大きいので、5型機のX Performanceが小さいのは理解できるとはいえ、製品版のバッテリーベンチを取れる機会が待ち遠しくなりますね。
Z5 Premiumは、良くも悪くも話題を発表当時の話題をさらった製品です。配信されているコンテンツ面から考えてもスマホの4K解像度ディスプレーは時期尚早感が否めません。しかし、今後を見据えた技術であるのも事実。発表会では平井CEOが「プロダクトのイノベーションでKANDO(感動)を与えたい」と発言していましたし、次期モデルなどでは未来感あふれる「Xperia X Premium」が発表されるかもしれません。
いずれにせよ、まだ海外版が発表されたばかりのXperia Xシリーズ。自分と同じ「国内正式版が待ちきれない!」という方は、ぜひアスキーの各種レポートをご覧ください!
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